電気代・電気料金2016/09/01

意外と損してるかも?一人暮らしの電気代節約テク5選

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残暑の9月末、ポストに投函された8月分の電気代の請求書の額にぞっとした経験はありませんか?特に初めての一人暮らしの場合「春の間は大して負担になっていなかった電気代が、夏になったら一気に倍近くなっていた」なんて経験をお持ちの方もいるはず。

一般的に電気代が高くなるのは、エアコン等の使用頻度が上がる夏と冬だといわれています。

ここでは夏の電気代請求額を見て「節電」を意識し始めた方に向けて、一人暮らしの電気代の節約方法をご紹介していきます。手軽にできる方法から、ひと手間で大きな効果を生む方法までまとめましたので、ぜひ試してみてください。

※この記事は、2016年8月時点の情報を基に執筆しています。

◆目次
1.まずは電気代上昇の原因と平均額を知る
2.エアコンの使い方を見直す
3.生活リズムに合わせた電気プランに切り替える
4.契約アンペア数を変更する
5.節電グッズを使用する
6.(参考)公共料金の支払い方法を変更する(電気代以外も含む)

1.まずは電気代上昇の原因と、一人暮らしの平均額を知る

なぜ夏に電気代が上昇したか?もう見当はついているはず。暑い夏を快適に過ごすには欠かせないエアコン(空調機器)が主な電気代上昇の原因です。

エアコンを適切に利用することは、一人暮らしの電気代節約につながります。これについては次項で詳しく説明していきます。

また、「他の一人暮らしの人の電気代の平均はどのくらいか」も気になるところ。

総務省統計局(※1)の調査によると、2015年度の単身世帯の電気代の平均は5,388円/月でした。(時季要因やオール電化の有無などの区別はなし)

ざっと調べた限りでは、電気・ガス別の場合、安い月で2~3,000円台、高い月で5~7,000円台という意見がよく見られました。

(※1)<用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001152858

2.エアコンの使い方を見直す

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環境省(※2)によると、冷房時の設定温度を1℃高くすると約70W(13%)の消費電力が削減できるとのこと。

たとえば、10畳用エアコン(消費電力約560Wと仮定)を半日(12h)使用すると、1日のエアコンの電気代は

0.56(kW)×12(h)×25(円)=168(円)

となります。(※電気料金を1kWあたり25円として計算)

設定温度を1℃上げて70w節約したとすると、1日のエアコンの電気代は

0.49(kW)×12(h)×25(円)=147(円)

つまり1日あたり

168-147=21(円)

21円節約できますので、これが1ヶ月となれば

21(円)×30(日)=630(円)

計算上約630円/月の節約となります。
エアコンが電気代に及ぼす影響の大きさがよくわかりますね。

それでは、エアコンの電気料金を少しでも減らすために、できることをご紹介します。

(※2)環境省:家庭でできる節電アクション
http://funtoshare.env.go.jp/setsuden/home/saving03.html

つけっぱなしにする

「節電=使わない電源をまめにオフにする」が正解だったのは昔の話。現在は、基本的にエアコンはつけっぱなしにしておくのが節電になる可能性があります。

一般的に家電は、起動時に一番電気を使います。エアコンの場合は室内の温度を設定温度まで近づけるときに消費電力が大きくなり、気温が一定になれば消費電力が少なくなります。つまり、一時的な外出程度であれば、電源を切ってわざわざ室温を上げるよりも、つけっぱなしにして一定の温度を保ったほうが節約になるのです。

ただし、あなたの自宅に設置されているエアコンの製造年月日が古い場合は要注意。家電の省エネ性能は年々上がっていますが、古いエアコンの場合は新しいものに比べ、室温が一定の状態でも電力を大量消費してしまう可能性があります。

扇風機(サーキュレーター)の併用

エアコンの設定温度を低く保つために有効なアイテムが扇風機(サーキュレーター)です。帰宅時に家の中に熱気がこもっていると感じた場合、一旦窓を開けて扇風機で熱気を外に逃がし、室温を下げてからエアコンを起動すれば、稼働時の電気代を抑えることができます。

また、空気は冷たいものは下に、温かいものは上に移動します。エアコンの起動中に扇風機の首を上に向け回転させれば、部屋の空気を対流させることができ、効率的に部屋を冷やすこともできます。これで設定温度を1℃上げても「暑い」ということはなくなるでしょう。

また、ハッカ油を使用すると効果がさらに上昇するという裏ワザもあります。

フィルターの掃除をする

フィルターが詰まっていると、エアコンの空気が上手く行き届かず電力の無駄になります。フィルターを掃除することで、冷房時は4%、暖房時は6%の消費電力が削減できるとのこと。

理想は2週間に一度、それが難しくてもこまめにフィルターを掃除してエアコンの効きを良くすれば、これも立派な節電になります。

冷気、熱を逃がさない工夫をする

その他、ちょっとした工夫としては

・カーテンを閉めて日光を遮る(夏)/エアコンの送風を閉じ込める(夏・冬)
・断熱シートを窓に貼る(冬)
・冷感インナー(夏)、発熱インナー(冬)の着用
・敷きパッド(夏)、湯たんぽ(冬)の利用

などもエアコンの効果を高めたり、人間自身が体温調節を行ったりすることによってエアコンの設定温度の上下を防ぐことができます。

3.生活リズムに合わせた電気プランに切り替える

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実は電力会社には、契約時のデフォルトの電気料金プランの他に、特殊な料金プランが用意されていることがあります。代表的なのは「昼間の電気料金を上げる代わりに、夜の電気料金を低く設定する」というもの。

たとえば東京のTEPCOであれば「夜トクプラン」がそれにあたります。「夜トク12」は、1kWhあたりの料金が9:00~21:00の“昼間時間”に33.76円、21:00~翌9:00までの“夜間時間”には22.55円に設定されています。従来のプランである「従量電灯B」で契約している場合、1kWhあたりの電気料金は利用する時間に関係なく26円(120kWh~300kWh)ですので、夜に使うほどお得ということがよくわかります。

特に一人暮らしの場合「仕事のある日は、昼間家にまったくおらず、夜帰ってから数時間活動して就寝、休日の日中も大抵外出している」という方も多いはず。この場合、洗濯や炊事等の家電を多く使用する家事を夜に集中させることで、電気代を節約することが可能になります。

ためしにTEPCO(東京電力エナジーパートナー、以下略)の「料金プラン試算」で、「渋谷区在住、オール電化ではない、従量電灯B、50A契約、夜間に電気をよく使う、8月の電気代が5,000円」という条件で計算してみたところ、「夜トク12」では年間4,192円(ポイントを含む)、「夜トク8」では年間5,607円(ポイントを含む)の割引になることがわかりました。

一人暮らしで家にいる時間が比較的短いという方は、検討の余地があるのではないでしょうか。各社の料金変更プランへのリンクを貼っておきますので、お住まいの地域のプランを確認してみるとよいでしょう。

・北海道電力
http://www.hepco.co.jp/home/price/ratemenu/ratemenu.html

・東北電力
https://www.tohoku-epco.co.jp/dprivate/menu/

・北陸電力
http://www.rikuden.co.jp/ryokinmenu/index.html

・東京電力エナジーパートナー
http://www.tepco.co.jp/jiyuuka/service/plan/yorutoku/index-j.html

・中部電力
http://www.chuden.co.jp/home/home_menu/home_basic/smart/index.html

・関西電力
https://kepco.jp/ryokin/menu/

・中国電力
http://www5.energia.co.jp/EIGYO/servlet/LW1W1000?ksbcd=09

・四国電力
http://www.yonden.co.jp/kouri/menu/kojin/004.html

・九州電力
http://www.kyuden.co.jp/menu_new-plan.html

・沖縄電力
http://www.okiden.co.jp/service/individual/menu_time.html

4.契約アンペア数を変更する

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アンペア(A)数とは、一度に使える電気の最大量です。電気代の請求額は基本的に、使用した電気の量(kWh) に応じて変化する電気料金と、契約アンペアによる固定代金の2つから成り立っています。よく「電気を使いすぎてブレーカーが落ちた」というのは、契約アンペア数を超えた電気を一度に使用したことが原因です。

自分がどのアンペア数で契約しているかは、TEPCOであれば、毎月投函される検針票の「ご契約」欄に書かれている「◯A」の数字を見ることで確認できます。

一人暮らしの場合、2~30Aほどが契約アンペア数の最低ラインといわれています。もし、それ以上のアンペア数で契約されている場合は「自分が最大どの程度の電気を一度に使用するか?」を計算し、契約アンペア数を下げることで毎月の基本料金を抑えることが可能になるでしょう。

・契約アンペア数ごとの基本料金(※TEPCOの場合。小数点以下切り捨て)

60A 1,684円
50A 1,404円
40A 1,123円
30A 842円
20A 561円
15A 421円
10A 280円

10A下がるごとに200~300円ほど基本料金も下がります。
もし現在50Aで契約していて、30Aに変更したとしたら、月々約560円ほどの節約、年間であれば約6,720円の節約になります。

・各家電の必要アンペア数

それでは、各家電の必要アンペア数を見てみましょう。

◆主な家電製品のアンペア数(※3)
15A 電子レンジ(30L)
14A アイロン
14A IHクッキングヒーター
13A ドラム式洗濯機(乾燥)
13A 炊飯器(5.5合)
12A ヘアドライヤー
10A 電気ケトル
10A 掃除機(強)
8A  電気カーペット
6.6A エアコン(暖房)
5.8A エアコン(冷房)
2.5A 冷蔵庫(450L)
2A  ドラム式洗濯機(洗濯)
1A  照明(一部屋)

たとえば、“電子レンジ”、“アイロン”、“炊飯器”、“電気ケトル”などを同時に起動するとあっという間に40Aを超え、30Aだとブレーカーが落ちてしまうことがわかります。

30A以内で契約を行いたい場合は、「料理と洗濯の時間はずらす」など、10A以上の家電をなるべく同時に使用しない生活を心がけましょう。あくまで自分の生活スタイルで実現可能な範囲で行うことが基本です。

また、アンペア数の変更は基本的に年間契約となっている場合が多いため、あまり切り詰めすぎて夏や冬にブレーカーが頻繁に落ちるようなことがないように注意も必要です。

(※3)TEPCO わが家のアンペアチェック
http://www.tepco.co.jp/ep/private/ampere2/ampere01.html

上記の資料には「炊飯器(5.5合)」など、一人暮らしにはやや大きめのサイズで設定されているものもありますので、より厳密にはお手持ちの家電の説明書などをご確認ください。

5.節電グッズを使用する

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「契約アンペアや電気プランの変更には手続きや試算が必要で、ちょっとハードルが高い」という方は、まずは「使用電力を減らす」ところから始めてみるのも手です。生活に取り入れることで、使用電力を減らす手助けとなるアイテムをご紹介します。

・節電タップ

電源がオンになっていなくても、コンセントをつないでいる電化製品には「待機電力」という電力が消費されています。年間の消費電力の数%程度を占めている待機電力をカットできるのが節電タップです。特に待機電力の高い家電(オーディオ、空気清浄機など)や型の古い家電などが家にある場合、有効といえるでしょう。

・ソーラー充電器

太陽光を使用して発電を行い、スマートフォンなどを充電するグッズです。日々のスマートフォンなどの充電分の消費電力を節約することができます。外出時や緊急時のために持っておくのも良いかもしれません。

・電力モニター

ブレーカー、または各電化製品のプラグに取り付けて消費電力を測定するものです。直接節電に結びつくわけではありませんが、消費電力を可視化することで、使いすぎの防止になります。

・LED電球

LED電球の消費電力は白熱電球の20~50%と言われています。(※種類、サイズ等により異なります)。もし今使用している白熱電球が切れた場合、もう一度白熱電球を買うより、LEDタイプを買ったほうが直近の消費電力が減り、日々の節電になることがあります。

・省エネ家電

これもLED同様、長い目で見た場合の節電です。電化製品(家電)を買い換えるとき、リサイクルショップなどで安い中古のものを買うより、少々高くついても最新型を買ったほうが省エネ性能が上がっていることがあります。

6.(参考):公共料金の支払い方法を変更する(電気代以外も含む)

電気代の支払いの方法を変更することによって、割引を受けたり、ポイント等の付与で得をする方法もあります。

電気料金のみを口座振替する場合、例えばTEPCOでは月54円(年648円)の割引が適用されます。また、電気代だけでなく公共料金(ガス代・水道代等)をまとめてクレジットカード払いすれば、還元率に応じたポイントを獲得できるうえ、一括の支払いとなるため家計の管理がしやすくなるというメリットがあります。

口座振替とクレジットカードのどちらを選ぶのが得かは、家計の管理の仕方やカードの還元率によっても異なりますので、気になった場合は試算してみると良いでしょう。

いかがでしたでしょうか。ここまでにご紹介した方法を実践し、次の電気代上昇の時期に備えてみてくださいね。

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