青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。絵馬修復師。

「旧椎名小学校改修及び整備事業」を含む補正予算案は、総務文教委員会で否決

2016-09-17 | 議員活動
 ここ二日ばかり、議員として支持者に発行している議会報『青空新聞』の最後の2ページを作成していましたので、当電子情報誌の記事投稿ができませんでした。多くの方が毎日チェックをしてご訪問下さっているのに、大変申し訳ございませんでした。

 ようやく、議会最終日を待つまでも無く議員による議案の賛否は決しているも同然ですので、議会最終日の情報も加えた『青空新聞』秋号の版下は完成。最終日には印刷して、翌日の9月27日から配布活動に入る予定です。


 さて、室戸市議会の大綱質疑にはかねてから問題視されてきた「旧椎名小学校の校舎改修事業及び施設内部整備事業」の予算約4億7900万円が計上されている補正予算案が提案されており、他の総務関係の議案とともに、その補正予算の議案も14日の総務文教委員会で審議されました。

 他の議案は滞りなく審議され、昼を回ってからその補正予算案についての審議が始まりました。補正予算書の中の他の事業予算についての審議は終わり最後に観光ジオパーク課が所管するその事業予算についての審議が始まった。

 それが午後1時半ごろでした。総務文教委員会には市長の与党議員ではない委員が4名いる委員会ですので、当然、問題視されているその事業関係の質疑が続いた。

 最後の10分ぐらいでしたが、課長が答弁できない質疑に関しては市長においでいただいて答弁を求めました。

 このように、その事業に関する質疑と答弁で約2時間を要して審議しましたが、私をはじめ、亀井、山本、濱口の4委員のこの事業に対する疑念は晴れ無いまま審議は終わった。

 あと20分ぐらいかけて残りの議案の審議を行い、討論に入り山本委員が反対討論を行いました。続いて議案に対する賛否を決める、採決に入った。

 この議案、補正予算案に対する採決の結果は、3対3で、委員長の私が持つ裁決権を行使し、賛成少数で否決された。

 賛成委員は上山委員、久保委員、堺委員の3名。反対委員は亀井委員、山本委員、濱口委員と、総務文教委員長の私ということです。

 但し、閉会日の表決でいくら子の補正予算案に反対討論をやったとしても、もう一つの常任委員会である産業厚生委員会に所属する委員6名(林、小椋、町田、山下、竹中、脇本の6氏)の皆さんは全員が賛成するとみられ、当定例会に提案されている「旧椎名小学校の校舎改修事業及び施設内部整備事業」に関する予算約4億7900万円を含む当該予算案は可決されるとみています。


 唯、こうも思っています。

 室戸市でウミガメ飼育活動」と言えば室戸市元地区にある「元小学校」の生徒たちがすぐに浮かんできます。

 この旧椎名小学校を改修して大阪市のウミガメ団体のために施設を提供するよりも、その予算の一部5000万円ほどでこの元小学校の子供たちのためにウミガメ飼育活動の拠点となる施設を建設してあげたほうがもっと市民のためになると考えると、万に一つ、補正予算案に賛成するだろう6名のうち、小椋、脇本、竹中の3氏は元地区選出の議員。この3氏全員が「この事業はおかしいぞ。ウミガメといえば元小学校の子供たちだろう。私たちは反対だ」とならば、賛否は逆転します。

 これはあくまでも仮定の話ですが、とならば本議会の表決は、次のようになる。

 賛成議員・・・林、町田、山下、堺、上山の、5氏。
 反対議員・・・山本、濱口、小椋、脇本、竹中、谷口の、6氏。

 こうして否決されます。


 元地区選出の3名の議員の皆さんには、今から二年半後の平成31年4月の次の市議選のこともお考えいただきたい。

 「おまんら元地区から議員に出ちょう3名は平成28年の9月議会に大阪のウミガメ団体のために施設を作る事業案に賛成したが、うちの元小学校の子供らも長年ウミガメの飼育を続けて頑張ってきたことを知らんわけじゃないろ。その時なぜ市長に対して、『どうして大阪のウミガメ団体を支援しないと行かんのか。室戸市で長く活動している元小学校の子供たちを応援してやれないんだ』と言い、議案に反対した上で、元小学校のウミガメ飼育を応援する施設建設をなぜ提案しなかったんだ」。

 地方議員の皆さんはこの点をあまり認識しておられませんが、議員になるということは、地域住民から批判される立場になるということ。支持を求めて元地区を回ったときこんな叱責を受けないとも限らないし、それが原因で落選の憂き目に遭うかもしれません。

 その時、「しまった。あの時、反対しておけばよかった」と思っても、後の祭り。時間は後戻りしません。よくお考え下さい。


 さて、市民の皆さんは「補正予算案に反対したら、その事業予算の他にもたくさんの大事な予算があるじゃないか」とお思いの方もおられると思いますが、その心配はありません。

 もし上のように賛成少数で補正予算案が否決されたとしても、議会閉会後、市長と執行部はこの旧椎名小学校改修」関係の予算4億7900万円をすべて削除した補正予算案を議会に提案。5~7日ぐらいしてから臨時議会が招集され、議員は修正されたその補正予算案を審議します。当然、問題となっている事業案はその予算書に記載されていませんので、全員が賛成し、可決されます。だから、何の問題もありません。

 唯、与党議員である議員の皆さんが「元小学校の子供たちのために・・・」と考えておられるのかが問題で、あまり期待はできません。

 今日から26日の閉会日まで九日間あります。当電子情報誌をご覧の市民の皆さん、元地区にお住まいの市民の皆さん、元地区選出議員の小椋、脇本、竹中の3氏にお話しいただけないでしょうか。

 「椎名に県外のウミガメ団体がきて活動することを考えると、同じようにウミガメ飼育をして注目されてきた元小学校の子供たちは悲しむんじゃないか。
 『ボクたちの活動には市役所はあんな応援してくれなかったのに、なぜあの県外のおじさんたちの活動は応援するんですか?』と。
 あんたら議員3名は、元小学校の子供たちのお父さんやお母さんや親せきの人たちに投票してもらって当選し、議員になったはずや。それが、議員になったら地元、元地区のことは関係ないと言わんばかりに、椎名小学校を改修した施設を用意してもらった大阪のウミガメ団体の方を応援して補正議案に賛成するというのは、ちょっとおかしいぜ。そんな時こそ、あんたが住んじょう元地区の子供たちのためを思って、あの議案に反対すべきじゃないか。そんな時のために私らあんたに投票したがあぜ。分かる?」。


 さて、どうなることやら。

 もう一つ。議会閉会日に修正動議を提出して「問題となっている事業予算4億7900万円を削除した予算案を提出したら」という議員もおられるが、元地区選出の議員3名全員が反対しない限り、修正案に賛成が3名(賛成1名が通院のため欠席届け出あり)反対が8名となり、本案に賛成が8名、反対が3名で、修正案を出しても何ら効果は認められず、明らかに徒労に終わり恥をかくだけだから、修正案には賛同しないことにした。

 地方議員の辛いところで、無駄な事業や効果のない事業案に反対しても反対少数ですべて可決してゆくため、空しい部分もあるが、“議員は市民の声の代弁者”であることを考えると、黙っているわけにはいかない。

 会津藩の教え「什の掟」の最後にある「ダメなことはダメなものです」の言葉は、白虎隊の少年たちが立ち上がり戦った精神の根源。 

 地方議会で最終的な判断を下す基礎となるのも、この「ダメなことはダメなものです」である。

 一人が寂しいなんて言ってはおれないのです。正しいことなら突っ込んでいかなきゃ。

 ・・・ということです。

 市民の皆さん、議会最終日の26日午前10時には議場においで下さい。与党議員も私たち反対議員を懲らしめてやろうとしているそうですが、私も奥の手を考えていますので、丁々発止、荒れる議会になろうと考えています。

 もちろん、それらの状況については、「どの議員がどういった」「どの議員がこういう行動に出た」など、この電子情報誌上でも議員名も明確にした上で、全世界に情報公開するつもり。

 昨年5月、市議選後の臨時議会開会前の議場でのこと。「おい、谷口くんよう、おらのことをブログに書くなよ」と脅しをかけてきた議員がいた。私は教えてあげました。「悪いことをしなきゃ、何も書くつもりはないが、悪いことをすれば新聞にもブログにも実名で書くぜ」と言ってやった。その議員は黙っていた。たぶん、「あんまり言うと、また書かれる」と思ったんでしょうね。

 悪い政治家を駆逐するには、実名の上、行った事実を克明に明らかにし、情報公開すること。これが一番効果がある。

 尚、その行為は憲法で保障されていますので、名誉棄損にはならない。全国の地方議会の議員の皆さんも議会や行政や首長に関する問題は逐一、情報公開したほうがいい。

 勇気を持って。


 最後に一つ書き加えなくてはなりません。室戸市議会の議員13名の中に議会新聞やブログを書いている議員はいませんが、その中には、私が行っているこのような議会新聞を作成して支持者に配布している活動やブログで全世界の方々に室戸市議会の情報だけでなく地方政治はいかにあるべきかなどについて考えを披瀝しているこの活動について嫉妬し、なんとかやめさせようとする議員がいます。当然、議会前から議会後も努力し続けている私から見ると、笑っちゃうような話です。

 これについて思うが、私に嫉妬するならば、他の仕事をすべてやめてしまい、私と同じように議員活動に専念することです。私と同じような活動をするということはそれはそれは並大抵な苦労ではありませんが、何事も一からです。私と同じように新聞を作り、ブログを書くとならば、まず他人が読んで文意がすぐに読み解ける文章ではならないので、毎日のように自分が考えたことを文章にし、他の人に読んでもらい批評していただき、そういう作業の繰り返しを5年10年と続け、ようやく自分が頭で考えたことがすぐに文章にスラスラと出てくるようになります。そうやって作文力をつけること。そうすれば、その作文力が議会の一般質問の原稿を作るときにも役に立つ。

 しかし、新聞は並大抵な能力では一人で作成できません。そして、その配布活動も朝から晩まで市内全域を回り配布しますので、くたびれるが、それが数日続きます。だから、他の仕事なんかしてちゃいけないのです。

 それと議会新聞やブログの記事は読者がいますので、その読者がある程度は記事の内容(主張)に賛同してくれることが必要です。基本は「意見や主張に筋が通っていること」。それに伴って、文章は残りますので批判は甘んじて受けなくてはなりません。でも、私はブログへの匿名のコメントには堂々と対抗し、「物陰に隠れるのは卑怯だ。表に出てきて名前、住所、職業、電話番号を明らかにしてから、言って来い」と突っぱねます。それはそうでしょう。自分は正体が解らないように名前を伏せながら、議員の私は受け身一方。そういう理不尽な筋の通らないことは私は大嫌いですので、堂々と戦います。

 一つ、私が議員でない一市民だった昨年1月のこと、市職員が実名で「市議選に出るのか。市長の違法を批判したことを謝罪しろ」とコメントを寄せた大馬鹿者がいます。これは住民を脅迫したことから明らかに地方公務員法違反であり、懲戒免職処分を受けるべきです。その後、私は市議選で当選市議会に返り咲きましたが、一年半が経つが謝罪がない。あの職員の家族生活は私がカギを握っているということになるが、これがコンプライアンス(法令順守)が欠落した、自浄作用が働かない室戸市役所という組織です。

 このように、新聞やブログに記事を書いて公表するということは誰もができるようで、それほどできないんですよね。

 新聞を発行しブログを書いているからと言って、私は何も威張るつもりなんかないし、次の市議選で投票してもらおう何か、これっぽっちも考えちゃいません。本当です。

 私が議会新聞やブログで地方自治についてや、室戸市の政治についてや、室戸市の議会のことなどについて記事を書いているのは、私が書かなきゃ、誰も室戸市の政治の場で起こっていることを市民に向けて情報公開しないから。唯、この一点の理由で書いています。

 ということから、室戸市議会に議会新聞とブログで情報公開をしている議員が5人も6人もいるんだったら、私は多分、書きません。

 だから、私の活動に嫉妬心を抱いて妨害するぐらいなら、他の仕事をすべてやめてしまい議員職だけに専念し、毎議会が終わるたびに議会の新聞を自分一人で作成し、印刷し、配布活動を行い、そういう毎日の中で議会のブログも書き続け、「地方議会はこうあるべきではないか」「室戸市の市政運営はこういう点が問題で、こう改めるべきではないか」と問題提起するなど、毎日室戸市民のために努力してみてはどうか。他の議員ができないぐらい頑張って努力をしている私を批判するのは、それからのことです。

 “人の振り見て我が振り直せ”という、素晴らしい教えがある。

 懸命に市民のために働いている議員に勝手気ままなことを言うヒマがあれば、その他人の行動から学ぶことだ。そうして学んだことを、活かすこと。

 とにもかくにも、地道な活動、地道な仕事ぶりがあってこそ、やがて花も咲くし実もつける。

 人の苦労も解らず勝手気ままなことを言ってないで、自分こそが学び、その学んだことを地域のために活かすことだ。お分かりかな。
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