「台湾の娘が日本政界のスターに」好意的な報道
民進党代表選で新代表選出に
【台北・鈴木玲子】15日の民進党代表選で父親が台湾出身の蓮舫氏が新代表に選ばれたことについて、台湾メディアは速報で伝えた。「『台湾の娘』が日本政界のスターに」(中央通信)など、おおむね好意的な報道だった。
代表選では、台湾籍を巡る蓮舫氏の説明が変遷して混乱が生じた。中央通信は、選出後の蓮舫氏が取材に対して、「台湾は私の父の故郷。台湾の皆さんには応援してほしい」と語った、と伝えた。
一方、台湾の超党派議員連盟「台日交流聯誼会」で副会長を務める知日派の李鴻鈞・立法委員(国会議員)は14日、台湾メディアに「蓮舫氏は二度、高い得票率で参院議員に当選しているので、日本の民衆は蓮舫氏が台湾出身であることを問題にしていない」との考えを示した。さらに「台湾の人々の蓮舫氏に対する態度は友好的。蓮舫氏はこうした感情を大切にすべきだ」とも語った。