富山市議会 不正で議員3人が辞職 さらに2人辞職へ
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富山市議会の議員3人が、白紙の領収書にうその金額を自分で記入するなどして政務活動費を不正に受給していたとことがわかり、12日までに相次いで議員を辞職しました。さらに13日になって新たに議員2人が政務活動費を不正に受け取っていたことを認め、14日、議長に辞職願を提出することになりました。
富山市議会では、自民党会派の所属議員が、市政報告会の資料代や菓子代などとして白紙の領収書にうその金額を自分で記入したり、数字を書き加えたりして、政務活動費を不正に受け取っていたことが相次いで発覚し、これまでに3人が議員辞職しました。さらに、13日、民進党の議員などでつくる会派の会長を務める高田一郎議員と、幹事長を務める針山常喜議員が会見を開き、政務活動費を不正に受け取っていたことを明らかにしました。2人の説明によりますと、針山議員が、市政報告会の茶菓子代の領収書に数字を書き加えたり、実際には開催していない市政報告会の資料のコピー代として白紙の領収書に金額を書き入れたりしていたということで、不正に受け取った金は2人の銀行口座で管理し、選挙費用や香典代などに使っていたということです。これを受けて2人は14日、問題の責任を取って議員の辞職願を議長に提出することを明らかにしました。会見の中で、高田議員は「来年4月に任期満了を迎える市議会議員選挙のために積み立てた」と述べ、針山議員は「いけないことだとわかっていたが、選挙費用に使えば経済的に楽になると思った」と述べました。