カゲロウ連日大量発生 交通に影響も 木曽川

カゲロウ連日大量発生 交通に影響も 木曽川
k10010684481_201609132029_201609132031.mp4
岐阜と愛知の県境を流れる木曽川にかかる2つの橋の近くで、今月9日から連日のように大量のカゲロウが発生し、視界が悪くなって車の追突事故が起きたほか、橋が一時通行止めになるなど影響が出ています。
12日午後7時から8時ごろにかけて、岐阜県各務原市と愛知県江南市の間の木曽川の愛岐大橋の周辺で、大量のカゲロウが辺りを覆い尽くすように飛びました。このため視界が悪くなり、行き交う車がスピードを落としたことから、付近では一時渋滞が発生しました。
この橋の周辺では11日の夜もカゲロウが大量発生し、橋の上で停止した車に後続の車が追突する事故も起きました。
橋を管理する愛知県と岐阜県は、12日と11日の夜、愛岐大橋のほか、同じ木曽川にかかるライン大橋を一時通行止めにして、路面に積もった大量のカゲロウの清掃を進めました。
付近の住民によりますと、2つの橋の周辺では今月9日から連日のように大量のカゲロウが発生しているということで、例年に比べその量も多いということです。
11日、ライン大橋の近くでカゲロウの写真を撮った19歳の男性は「街灯にカゲロウが群がり、辺りは虫のカーテンのようだった」と話していました。また、愛岐大橋の近くに畑を所有している68歳の男性は、12日夜の状況について「前が見えないので車のスピードが遅く、長い渋滞になっていた。これだけ大量のカゲロウに遭遇したのは初めてです」と話していました。