やぁ。
みんなサイケデリックトランスっていう音楽を知っているかな?
知っている人はどんなイメージを持っているかな?
正直僕はサイケを聴く前までは
・頭のオカシイやつが聴く音楽
・超アンダーグラウンドな音楽
・歌がないツマらない曲
・宗教色の強いイラストが描かれたジャケット
・ジャンキーが聴く音楽
っていう認識しかなかったよね。
事実、サイケが好きな友人は大抵頭のイッちゃってるやつが多かったし。
サイケデリックトランス自体、インドのゴアで生まれたゴアトランスから派生したものだから、シヴァとかマンダラみたいな、仏教、ヒンドゥー教の神がジャケットに使われていることが多いし。
で、確かにサイケって淡々と一定のリズムで曲が進行するし、歌はないし、機械音が無機質に流れているだけだし、正直聴いたことがない人にとっちゃ何が良いのか全く分からない。
ただし。
そういう曲もたくさんあるのは事実なんけど、それはサイケの一側面に過ぎないんだなこれが。
サイケと一口に言っても実はそのジャンルは細分化されてて、いろんな種類のサイケがあるのだ。
サイケデリックトランス(英: psychedelic trance)は、ゴアトランスから派生したよりサイケ色が強まった140BPM前後のビートのトランス。1990年代初頭からこのジャンルに属する音楽が出始めた。イギリス、イスラエル、ゴア、ブラジル、そして日本で盛んな音楽である。サイケデリックトランスミュージックは、「フルオン」、「ミニマル」、「ダーク」および「ダークフルオン」、「プログレッシヴ」、「モーニング」、「アンビエント(サイビエント)」などに分類される。
で、多様な種類のサイケがある中で、僕がサイケを聴いたことがない人たちに特にオススメをしたいのがモーニングという種類のサイケだ。
モーニングっていうサイケは、比較的メロディアスな曲調で進行していき、いわゆるサビのような部分で泣きのメロディが入る、一般人が聴いてもノリやすいジャンルの一つだ。
「サイケって無機質だし淡々としてない?」
っていうサイケの食わず嫌いたちのイメージをひっくり返すにはもってこいのジャンルなんだ。
サイケには他にもダークとかプログレッシブとかアンビエントサイケとかめちゃくちゃ細分化されてるんだけど、そういう細かいことはモーニングが好きになった後で知ればいい。
まずは聴いてみて、誰もが聴き心地が良いと思える曲を聴いてみよう。
というわけで、僕がオススメするモーニングのサイケデリックトランスの曲をいくつか紹介する。
- 『Epid Melodic』 - Ananda Shake
- 『The Partya』 - Ananda Shake
- 『Aerobic』 - Lamat
- 『Air Walk』 - Lamat
- 『Keep the Base Going』 - Indra
- 『High Quality』 - Indra
- 最後に
『Epid Melodic』 - Ananda Shake
サイケに対して単調・無機質っていうイメージしか持っていない人にまず持ってこいな曲を用意した。
サイケ界の巨匠、Ananda ShakeのTHE WORLD IS YOURSの中から1曲
『The Partya』 - Ananda Shake
再びサイケ界の巨匠、Ananda Shake(アナンダ・シェイク)のアルバムRolling SoundsからThe Partyaがエントリー。
『Aerobic』 - Lamat
これまたサイケを愛する人なら誰でも知っているであろうアーティストを紹介しよう。
サイケ界の王様LamatのMASTER CONTROLより
『Air Walk』 - Lamat
『Keep the Base Going』 - Indra
『High Quality』 - Indra
最後に
今回はサイケのモーニングの中でも特にオススメの3組のアーティスト、計6曲を紹介させて頂いた。
ただ、ぶっちゃけこの3組に関してはもうサイケ界で知らない人はいないレベルのいわゆる鉄板アーティストたちなので、どの曲を聴いてもハズレはない。
ジャケットもご覧いただければ分かる通り、サイケデリックトランスに散見される宗教臭さは一切ない。
まずはこのアーティストたちにハマっていただき、徐々に他のダーク感漂う王道のサイケにも挑戦して頂きたい。