この連載について
興行収入が53億円を超え、大ヒット中の映画「シン・ゴジラ」。人気の理由には、ゴジラ映画としての完成度はもちろん、政権中枢を担う政治家や官僚の組織と人間模様を描いた徹底的なリアリティにもある。日本に「ゴジラ級」の災難が訪れたら、この国は本当に対応できるのか。北朝鮮に中国、原発、サイバーテロ、財政破綻……。ゴジラを日本が対峙する「危機」の象徴として捉え、日本の危機対応を徹底的に問う。
この連載の記事一覧
【真山仁✕細野豪志】本当の”危機”に勝てるリーダー(後編)
NewsPicks編集部 38Picks
【細野豪志✕真山仁】シン・ゴジラで斬る、政治家と原発、安保(前編)
NewsPicks編集部 36Picks
シン・ゴジラの人気官僚キャラは、現実には何をしているのか
NewsPicks編集部 75Picks
東京を襲う「大地震」というゴジラに、絶対してはいけないこと
NewsPicks編集部 116Picks
【3分読解】シン・ゴジラで学ぶ、日本の権力中枢「官邸」
NewsPicks編集部 144Picks
ゴジラより怖い、最終兵器「サイバー封鎖」の現実味
NewsPicks編集部 179Picks
【検証】運命を左右する判断、中国軍という「ゴジラ」出没
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【石破茂】“ゴジラ”に勝つ、国家のトップが持つべき資質
NewsPicks編集部 391Picks
【新】シン・ゴジラから学ぶべき、日本の5つの「危機」
NewsPicks編集部 774Picks
売れた・売れないという表層的な軸で、数字だけを追うのではなく、これが「エヴァンゲリオン」のように、新たな創作軸をもつ作品として理解されるかどうか、という視点で、各国での反響を論評してみると、この映画がもたらす影響、そして日本映画の位置付けを、より深く描き出せるようになると思う。
自分自身の体験として、非日本人でもこういった価値観に共感する方は、逆に日本や日本企業の魅力として捉えていることが多い印象。重要なのは、日本人にそういう特性があり、それが必ずしも日本以外で当たり前ではなくて、そしてどちらにもメリット・デメリットあるという認識に立脚することだと思う。そのうえで、何を重視していくかは個々人・個々の企業の判断。