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NewsPicks編集部

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ROE40パーセント越えを続けるのは、難しいでしょう。新規ビジネスに入ればほぼ確実に希薄化する。でも、それを持って衰退とするのは短絡的過ぎる。アップルは、過去の自社実績比較より、将来の相対比較で判断すべき状態だと思う。
昔は「iPhoneで世の中を振り回していた」が、最近は「iPhoneにAppleが振り回されている」感じが少ししている。利益が出て、株主資本が累積して、期待値も上がって…成功したゆえに出てくる様々な課題がある。
なお、ROEについては、利益の伸びもあるが、ティム・クックになってから株主還元を始めたのも大きい。そしてその原資は負債調達。最近米国外資金の還流について①などで話題になっているが、Appleは税率を下げるために米国外に利益蓄積しており、それを米国に還流させると課税対象となるため、負債で原資調達している。なお、Appleなど米国大手IT企業の株主還元は約1年前に②で取り上げた。
Appleは水平分業を徹底しているので、製造サイドという点でAppleだけをやっているわけではないが、Hon Haiも併せて見たい。③でみると、Hon HaiのROEは16%程度で推移。ただ2013年度をピークに負債は減少傾向にある(FCFも増加傾向)。売上高(約17兆円)の割りに投資CFが2500億円程度とかなり小さいのが印象的。
https://newspicks.com/news/1763587
https://newspicks.com/news/1131573
https://newspicks.com/company/SPD13LH1NUQTZWXU?t=chart
スマホ産業は成熟していません、まだこれからスマホ人口は倍増します。しかしそれはアジアとアフリカを中心とした新興国の新規ユーザーであり、供給者は1万円前後の中国やインド製品です。
10万円近いiPhoneではありません。

iMacからiPodやiPadまで、新製品のリリースは3から6年程度でしたが、iPhoneは来年で10年になります。その間新たな製品はiWach iTVくらいですがそれは今までの様に「昨日までこの世に無かったもの」ではなく、競合が沢山ある既存分野ばかりでした。

自動運転車もAIも各社がしのぎを削っている分野です。
本来iPhoneで稼いだ国家予算並の20兆円のキャッシュは買収も悪く無いですが、新規事業開発、新規イノベーションに使うべきでした。それだけあれば何度か失敗する余裕もあります。しかしその能力が無くなりイノベーターのジレンマに陥ってしまいました。

つまりAppleは既に「ソニー化」が始まっていると言えましょう。
動かすカネが増えるほど、トレーダーは利回りが悪くなり、経営者はスケールに見合った仕事を求められる。小は小なりの、大は大なりの悩みがあるということだね。
お金が入ってくる収入面でiPhoneという強力なブランドを持つ武器があり、支出面でも綿密なタックス・プランニングで限りなく節税。そうすると20兆円もフリーキャッシュフローが持てるんですね。
まずは税金を、アメリカに、アメリカの法人税率でおさめてくれ。
現在のiPhoneユーザーは全世界で10億人。そこから1日平均0.6ドルの収入が入り売上24兆円、税金後5兆円を稼ぎだす。PER11倍で世界最大の時価総額56兆円。そこで平均1ドルに上昇すれば1日の売上10億ドル、年売上36兆円、税引利益8兆円。PER11倍で時価総額90兆円。アップルは高級路線を維持し10億人に様々なサービスを提供し、60セントを1ドルに上げることだ。自動車産業の売上高利益率10%として営業利益20数兆円足らず。一方、全世界の金融機関の合計営業利益は100兆円。答は自ずと見えてくる。20兆円を持つアップル始めFANGの目指すべきはFintechだ。守りのメガバンクは純資産倍率0.5倍はその時代の到来を暗示している。
この連載について
世界で起きている経済・企業・テクノロジーについて、鮮度の高いニュースを、NewsPicks編集部が独自に「ヒト」「モノ」「カネ」の3つの視点で独自に分析。速報では得ることが出来ない知見を、タイムリーに提供していきます。
Apple Inc.(アップル)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州に本社を置く、インターネット関連製品・デジタル家庭電化製品および同製品に関連するソフトウェア製品を開発・販売する多国籍企業である。2007年1月9日に、Apple Computer(アップルコンピュータ)から改称した。 ウィキペディア
時価総額
57.8 兆円

業績

時価総額
2,050 億円

業績