北朝鮮「核弾頭の爆発実験成功」 安保理あす未明緊急会合へ
北朝鮮は9日、核弾頭の爆発実験に初めて成功したと発表し、10年間で5回目、ことしに入って2回目となる核実験を強行することで、弾道ミサイルに搭載できる核弾頭の開発が進んでいると誇示する狙いがあるとみられます。国連の安全保障理事会は、核・ミサイル開発を一段と加速する北朝鮮への対応を巡って日本時間の10日未明にも緊急会合を開く見通しです。
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、日本時間の9日午後1時半ごろ、核兵器研究所の声明を伝え、この中で、「北部の核実験場で、新しく研究・製作された核弾頭の威力を判定するための核爆発実験が成功裏に行われた」として、10年間で5回目となる核実験を行ったことを明らかにしました。
北朝鮮が核弾頭の爆発実験の実施を発表したのは初めてです。
声明では、「軍の砲兵部隊に配備された弾道ミサイルに搭載できるよう核弾頭の構造や性能、威力を最終的に確認した。われわれは、小型化、軽量化、多種化された、より打撃力の高い各種の核弾頭を、必要な時に必要なだけ生産でき、核の兵器化はより高い水準に達した」としています。
そのうえで、「アメリカをはじめとする敵対勢力の脅威と制裁への対応措置の一環だ。アメリカによる核戦争の脅威からわれわれの尊厳と生存権を守るため、核武力を質・量ともに強化していく」と主張しています。
核弾頭の爆発実験は、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が、ことし3月、さまざまな種類の弾道ミサイルの発射実験と合わせて準備するよう指示していたものです。その後、北朝鮮では、20発以上の弾道ミサイルが発射されただけでなく、これまで3年から4年おきに行われてきた核実験が、わずか8か月という異例の短い間隔で再び強行されたことになります。
北朝鮮としては、核兵器の小型化を進め、弾道ミサイルに搭載できる核弾頭の開発が進んでいると誇示する狙いがあるとみられます。
今回の核実験を受けて、国連安保理は、日本とアメリカ、韓国の要請に基づいて、現地時間の9日午後(日本時間の10日未明)にも緊急会合を開く見通しで、核・ミサイル開発を一段と加速する北朝鮮に対し、どこまで厳しい対応をとれるのかが焦点となります。
北朝鮮が核弾頭の爆発実験の実施を発表したのは初めてです。
声明では、「軍の砲兵部隊に配備された弾道ミサイルに搭載できるよう核弾頭の構造や性能、威力を最終的に確認した。われわれは、小型化、軽量化、多種化された、より打撃力の高い各種の核弾頭を、必要な時に必要なだけ生産でき、核の兵器化はより高い水準に達した」としています。
そのうえで、「アメリカをはじめとする敵対勢力の脅威と制裁への対応措置の一環だ。アメリカによる核戦争の脅威からわれわれの尊厳と生存権を守るため、核武力を質・量ともに強化していく」と主張しています。
核弾頭の爆発実験は、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が、ことし3月、さまざまな種類の弾道ミサイルの発射実験と合わせて準備するよう指示していたものです。その後、北朝鮮では、20発以上の弾道ミサイルが発射されただけでなく、これまで3年から4年おきに行われてきた核実験が、わずか8か月という異例の短い間隔で再び強行されたことになります。
北朝鮮としては、核兵器の小型化を進め、弾道ミサイルに搭載できる核弾頭の開発が進んでいると誇示する狙いがあるとみられます。
今回の核実験を受けて、国連安保理は、日本とアメリカ、韓国の要請に基づいて、現地時間の9日午後(日本時間の10日未明)にも緊急会合を開く見通しで、核・ミサイル開発を一段と加速する北朝鮮に対し、どこまで厳しい対応をとれるのかが焦点となります。