関西空港の従業員にはしかのワクチン接種開始

関西空港の従業員にはしかのワクチン接種開始
従業員などに、はしかの感染が広がっている関西空港で、8日から空港内で働く人を対象にしたワクチンの接種が始まりました。
関西空港では、先月以降7日までに従業員や空港の利用者など合わせて39人がはしかに感染したことが確認されています。一方、大阪府によりますと、関西空港内の320社余りの企業を対象に調べた結果、過去に予防接種を受けておらず、感染歴もなかった人がおよそ900人いたということです。

このため大阪府は、感染がさらに拡大するのを抑えようと、8日までに300人分のワクチンを確保し、関西空港で働く従業員を対象に接種を始めました。ワクチンの接種は8日と9日の2日間、これまでに感染者が確認された事業所に勤める人や、接客業務にあたる人を優先して進められるほか、今後もワクチンが確保でき次第、順次、接種を呼びかけていくことにしています。また、従業員以外の人に対しても発熱などの症状が出た場合は早めに医療機関に相談するよう呼びかけています。