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“サイン騒動”で一斉捜索 神戸山口組系事務所

神戸新聞NEXT 9月8日(木)14時4分配信

 神戸市中央区の山陽新幹線新神戸駅で5日、指定暴力団神戸山口組系組員らが対立する指定暴力団山口組組長を挑発したとされるトラブルで、兵庫県警暴力団対策課などは8日、組員らが正当な理由なく駅に入ったとして、建造物侵入容疑で神戸側の中核団体「山健組」(同市中央区花隈町)など計9カ所を関係先として捜索した。

 県警などによると、5日午前10時40分ごろ、同駅の改札口に姿を見せた山口組の篠田建市(通称・司忍)組長(74)に対し、神戸側の組員ら20~30人程度が「サインくださぁい」などと叫び、制止に入った警察官と一時もみ合いになった。

 組員らは色紙やペンを手にしていたが、県警は、神戸側が篠田組長に威力を示し、挑発するのが目的だったと判断。少なくとも山健組系の7団体の組員らが関与したとみており、神戸市内にあるそれぞれの拠点などを一斉に捜索した。

 山健組は神戸山口組の井上邦雄組長(68)の出身母体。捜索は、両団体の衝突につながる危険な行動を抑える狙いもあるとみられる。

最終更新:9月8日(木)17時51分

神戸新聞NEXT

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