大相撲 横綱 白鵬が秋場所休場を表明

大相撲 横綱 白鵬が秋場所休場を表明
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大相撲の横綱・白鵬が、先場所痛めた右足の親指のけがなどが回復していないことから、今月11日から始まる秋場所を休場することを表明しました。
白鵬は先場所、9日目の勢との取組で右足の親指を痛めてから相撲に精彩を欠き、10勝5敗で3場所連続優勝を逃しました。先場所後の夏巡業には参加しましたが、右足の親指のけがの回復が遅れたことに加えて、古傷のある左膝にも痛みが出て、今月2日の横綱審議委員会の稽古総見を欠席し、その後も本格的な稽古をできていませんでした。

白鵬は8日、東京・墨田区で報道陣の取材に応じ、右足の親指と左足の膝に加え、右足首にもけがが見つかり、4週間の治療が必要であることを説明しました。そして、「初日の3日前だが決断した。九州場所に向けて治療に専念する」と話し、今月11日から始まる秋場所を休場することを明らかにしました。今後については、「心と体を整理しながらゆっくり休みたい。そして、九州のファンの前で1000勝を見せたい」と話し、次の九州場所での史上3人目の通算1000勝達成に向け意欲を示しました。

白鵬の休場は途中休場した去年の秋場所以来、4回目で、初日から休場するのは平成19年に横綱に昇進して以来初めてです。