毎日新聞の熊本地震写真報道 編集部門で受賞
2年ぶり28件目 編集部門の最多記録更新
日本新聞協会は7日、2016年度の新聞協会賞を発表した。優れた報道に贈られる編集部門で、毎日新聞西部本社写真部、和田大典記者の「連続震度7『奇跡の救出』など熊本地震の写真報道」(写真・映像部門)など4件が選ばれた。
毎日新聞の編集部門での受賞は2年ぶり28件目で、この部門の最多記録を更新した。
熊本地震の最初の大きな揺れは4月14日午後9時26分に発生した。和田記者は15日午前0時過ぎ、勤務地の福岡市から震度7を観測した熊本県益城町に入り、被害の衝撃と人々の表情を写真で伝えた。
地震発生から約6時間後に倒壊家屋から赤ちゃんが救出され、この模様をとらえた和田記者の写真は世界中に配信された。また、娘(当時28歳)の遺体と対面した母親が泣き崩れる写真は地震災害の過酷な現実を率直に伝えた。