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JR東、ホームドア3割軽量化 費用も半額

2016/9/6 19:56
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簡素な構造にして軽量化したホームドア
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簡素な構造にして軽量化したホームドア

 東日本旅客鉄道は6日、従来より3割軽いホームドアを開発したと発表した。ドア部分をパイプと細長い金属板を組み合わせた構造にした。作りが簡素になり、設置費用が約5割安くなる。ホームドアの重さに耐えられるようホームを補強する工事も削減できる。

 子会社のJR東日本メカトロニクス(東京・渋谷)が開発し、2016年度中にJR横浜線の町田駅に試験導入する。ドアの隙間から簡単に風が抜けるため、従来品に比べ強風に備えて土台部分の強度を高める必要がない。費用削減や工期短縮などの効果を検証し、他駅での導入も検討する。

 JR東日本はこれまで山手線24駅にホームドアを整備してきた。投資額は500億円規模とみられる。ホームでの列車との接触や転落事故の防止に向け整備を進めていくが、設置費用の軽減が課題となっていた。

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