こんにちは。つっちーどす。
書きたい書きたいと思いつつもずっと封じ込めていた煙草ネタ。厚生労働省の成人喫煙率(厚生労働省国民健康栄養調査)によると、全世代での喫煙率の平均は男性で32.2%、女性で8.2%と言われています*1。平成元年の調査では50%を超える喫煙者がここまで減っています。
煙草自体の喫煙率は下がっていく一方で、手巻きタバコの喫煙率は、僕が吸いだした10数年前から比べると大分増えたような気もします。とはいっても、それでもまだまだ認知度は低いのではないでしょうか。
そこで、10年来手巻きタバコを吸い続けている僕が、手巻きタバコにのメリットやデメリット、また、もっと普及させるべく、手巻きたばことはどんなものなのかを詳しくご紹介しようと思います!
手巻きたばことは
動画見てもらうのが一番早いです。読んで字のごとくシャグたばこ(刻みたばこ)を手で巻くタバコのことです。RYO:Roll Your Own(ロール・ユア・オウン)と言ったりもします。もちろん手巻きだけではなく、ローラーなどのグッズを使用して、タバコを作ることもできます。
上記動画でも、(慣れてくると)正直いらない工程がいくつかありますが、大体同じです。使用するものは下記三つです。
タバコを適量ペーパーに乗せ、形を整えてフィルターを置き、舐めてとめたら出来上がりです。
僕は逆にローリングマシーンやローラーの使い方がイマイチわかりません。こんなものは反復していれば出来るようになります。慣れると信号待ちの間でも作れるぐらいの秒数しかかかりませんので是非トライしてみましょう。
手巻きタバコはコスパ最強?!
少なくともシガレットと言われる通常の紙タバコよりはコスパがイイです。中には見たこともなければ聞いたこともないという人もいるかもしれません。そんな方々のために手巻きタバコのメリットをお伝えしていきます。
手巻きタバコのメリット
ではメリットを挙げていきます。
- トータルコストが安くて経済的
- 量の調節が自分次第で経済的
- 置いておけば勝手に消えるのでシケモク出来て経済的&安全
- 作るのが面倒で吸う量が減る
- フレーバーを楽しめる
- 副流煙が少ない(ペーパーによる)
- ブレンドしてオリジナル煙草を作れる
ざっとあげてみただけでも、シガレットと比較して、このぐらいメリットがあります。 一つ一つ見ていきましょう。
トータルコストが安くて経済的
喫煙器具の製造・販売メーカーであり、輸入等も生業としている柘製作所がこんな数字を出してくれています。
例)1箱460円のシガレットを1日に1箱喫煙した場合、1ヵ月で13,800円。
手巻きたばこを細く巻いて1日20本喫煙した場合、1ヵ月で10,134円。-中略-
※当社取り扱いのシガレットと手巻きたばこ関連商品の比較。
あくまでも柘製作所取り扱いの商品での比較です。他社製品ならもっと安くおさまります。ただこれだけでも、年間4万4千円近く浮いちゃいます。
量の調節が自分次第で経済的
量の調節も自分次第です。動画では1回に使うシャグは0.5gと紹介されてますが、もっと少なくても問題ありません。
そしてフィルターはレギュラーとスリムがあるので、必ずスリムフィルターを使います。細く作れる分シャグを使う量も当然減りますからね。
僕が使っているのはまた別の商品ですが是非自分で煙草屋に赴いて探してみて下さい。
置いておけば勝手に消えるのでシケモク出来て経済的&安全
ケチってるんじゃねえよ!と言われそうですが、“灰皿に煙草をそのまま置いて別の作業をする”なんてことは往々にしてあると思います。
スローバーニングのペーパーに限りますが、置いておけば勝手に消えます。
そして勝手に消える=火事防止にも役立ちます。ただ過信はしないでください。必ず火を消してくださいね。
作るのが面倒で吸う量が減る
最初の頃限定です。僕はもはや変わりないですが最初は作るのに一苦労。風があるだけで難しかったり、落ち着いた場所じゃないと作れなかったりします。
シガレットなら煙草をくわえて火をつけるだけです。そこに“作る”という手間がかかります。
手で作るのが面倒な人はやはりローリングマシーンかローラーが必要です。
▲ローリングマシーン
▲ローラー
厳密にいうとどちらもローリングマシーンですが、使い方の動画もあるので動画を載せておきます。
僕も友人からもらって一つ持っていますが、使ったことはありません。
フレーバーを楽しめる
シガレットでも多数ありますが、刻みタバコはフレーバーのあるものが多いです。バニラ、チョコ、お茶、ベリー系など、多岐に渡ります。
単純に煙草自体のフレーバーを楽しむのにも適していると思います。無添加、オーガニックなものもが多いのもシャグのいいところですね。
副流煙が少ない(ペーパーによる)
実は僕喫煙者でありながら副流煙はキライなんです。自分の副流煙ですらウザったいです。特に喫煙所のあの異様なまでの煙を見ると、ここでは絶対に吸いたくないと思い、煙草を吸うのを我慢するぐらいキライです。
シガレットがなぜあんなにモクモクするのかというと、紙が悪いんです。モクモクの正体は紙なんです。ですが、先ほどもご紹介したスローバーニングペーパーを使うと、副流煙が激減します。化学的に調べたらどうなるかわかりませんが、肉眼で見る限り、確実に副流煙が減りますので煙嫌いの人はお試しを。
ただ、スローバーニングペーパー=薄いです。手巻きするときほんの少し難易度が上がります。練習には厚みのあるペーパーの方が良いかもしれません。
ブレンドしてオリジナル煙草を作れる
シガレットは出来上がったものをそのまま吸うだけですよね。ブレンドしようにもできません。逆に刻みたばこはパッケージにタバコしか入っていません。複数の違う商品を持っていればオリジナルフレーバーを作ることができます。
普段はお気に入りの商品があると思いますが、こういった楽しみ方が出来るのは刻みタバコならではです。
手巻きタバコのデメリット
では逆にデメリットはないのかというとそうでもありません。先述のメリットが、裏を返せばデメリットになるものもあります。 ただ、僕がそこまで感じないのでサラッとご紹介しておきます。
作るのが面倒
作る手間は確かに面倒です。特に最初は面倒に感じるかもしれません。ですが慣れれば何の問題もありません。場所を問わず10秒あればどこでも作れるようになります。
ポロポロ落ちて汚れる
動画を見てもらうとお分かりいただけると思いますが、少し集中しないとポロポロ落ちたります。コレも慣れるしかありませんが、最初の頃は適量がわからなくてシャグを入れすぎたりしがちです。量の調節さえ出来れば問題ナシ!
指にヤニが付く
フィルターが短い分指にヤニが付きやすいです。僕も若干こんがりキツネ色になってます。ただ、これに関しても吸い方さえ注意すれば問題ないです。
ナニソレ?!と毎回聞かれる
もういい加減飽きました。もう1000回以上言ってる気がします(適当)。日本では、あまり手巻きタバコ派がいないので、初めて会う人には毎回聞かれるんです。別にいいんですけど、海外に住んでいく先々で「Where are you from?」と聞かれるのと同じ感じです。
※聞いている人はJapaneseというのは知っていて、どこの都市から来たか聞いている。そのため都市名を答えるが当然知っているはずがないし相手もそこまで興味はない。面倒なので、どこの都市の説明をするのにも「Near Tokyo.」と言っていた。←どうでもいい。
どこにでも売っているわけではない
都会であれば、普通の煙草屋さんでも最近は置いているところも多いですが、地方に行くと売っている場所が限られてきます。
Amazonや楽天、Yahoo!のような大手通販サイトでは、実は(ほぼ)買えないんです。煙草販売をしている専門サイトでは取り扱っていますが、どこでも手に入らないというのは少しデメリットですね。
ですが案ずるなかれ。大体どこの地方都市でもある、ドン・キホーテなら巻きたばこ用刻みタバコは取り扱っているはずです。興味のある方はドンキへゴー!
タバコは止めないよ!
マナーはちゃんと守ろうね!
あとがき
これまで書かなかった理由の一つに、ご存知の通り、煙草ネタはお酒ネタ同様AdSenseの規約に抵触するからです。
ですが、10年来手巻きタバコを吸っている自分としては、「どうしても書きたい!」といつか思っていたので、今回満を持して書いた次第です。
喫煙者は益々肩身が狭くなっていますが、マナーを守って大人の嗜みが出来るといいですね!
*1:平成25年度調査