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「放課後さいころ倶楽部」を読んだ(7巻まで)

 

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放課後さいころ倶楽部」というボードゲームを題材にした漫画があって、やっと最新刊の7巻まで読み終えた。

実は少し前に1巻だけは読んでいて、なかなかゲームの話にならないので2巻以降は読むべきかどうか迷っていた。

 

 

しかし、勧められて読んでみたら色々と刺激されて、製作途中だったすごろくもかなり進展し、ついでに「猿蟹将棋」という変則将棋まで思いついた。

1巻の表紙を見ると中央の栗色の髪の子が主人公に見えるが、実はそうではなくて青い髪の方が主人公である。腕を組んでいる眼鏡の優等生がゲーム作家志望で、この子がゲーム作りに失敗したり悩んだり進歩したりする様子が他人事とは思えないほどリアルでよい。

 

 

7巻まで読んだ後で振り返ると、1巻は前置きというか、そこそこ長い話を描くための土台になっている。そもそも7巻まで続くことは計算外だったようで、後付けでこれほどバランスを良くしていること自体が相当すごい。

7巻で一旦はお終いのような雰囲気になっていて、タイトルがセリフとして出てくる場面など、いかにも「シーズン1」の最終話といった趣である。海外のドラマが2シーズン、3シーズンと続いていって先細りするケースと、ますます面白くなるケースがあるが、この漫画は後者であってほしい。

今後は採り上げるゲームを選ぶのが大変そうだが、方向性が「ゲームの紹介」でなくドラマ的な部分やゲーム作りの比重が多くなるのかもしれない。個人的には眼鏡の子の方が青髪よりもずっと主人公である。この子の作るゲームが気になるので8巻も出たら読む。

 

gekkansunday.net

 

↑ここで第一話を読めるので、興味のある方はどうぞ。