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「バタデン」86年ぶりに新車導入へ…ボックスシートとロングシート組み合わせ座席数増加
島根県の宍道湖北岸を走り、社名から「バタデン」の愛称で親しまれる一畑電車(同県出雲市)は19日、86年ぶりに導入する新造車両を報道陣に公開した。1両編成で12月から運行する。
同社によると、新造車両の定員は129人。ボックスシートとロングシートを組み合わせ、座席数が従来のものより20席近く増えた。公開された車体の側面はステンレス製で無地だが、全体をラッピングする予定で、デザインは9月に公募を始める。来年3月までにもう1両導入する。
一畑電車は松江市と出雲大社などを結び、計約42キロを運行。利用者数の低迷のため、県と松江、出雲両市でつくる沿線地域対策協議会から支援を受けており、新造車両購入もその一環。
最後の新車両導入は昭和5年の「デハニ50形」で、平成21年に営業運転から引退している。現在運行している車両はすべて他社の中古。同社の担当者は「新車は乗り心地がいいと思うので、多くの人に乗りに来てほしい」と期待を込めた。