Pontaカード→おさいふPontaカード
レビューの前に、おさいふPontaカードに交換した経緯だけ綴っておきたい。
大学1年生の頃に作ったPontaカードの裏面フィルムが剥がれてきた。
こんなビラビラ、流石に気になって仕方がない。
そんなわけでおさいふPontaカードに移行してみた。
ローソンのレジ横に「ご自由にお取りください」なんて書いてあるものだからありがたく持ち帰ってきて、元のポンタカードからおさいふPontaカードへポイントを全部移行した。
裏面は署名欄と磁気テープがあってクレジットカードに似ている。JCBプリペイドカードってこんな感じなのか。
ところでこのおさいふPontaカード、想像を絶するほどに使えないポイントカードである。PontaカードからおさいふPontaカードに移行するまで、おさいふPontaカードがどんなものなのか知らなかったのだが、移行後に調べてみたら非常に残念なポイントカードだった。わざわざ後発で電子マネー付きのプリペイド式ポイントカードを出してきたのだから他社ポイントカードよりも優れているものを作ってきたのではないかと勝手に想像していたのだが、全くそんなことが無かった。
なんて言うか、存在価値が薄い。わざわざこれを選ぶ理由が見当たらない。必要あるのか、おさいふPontaカード。
そんな残念なおさいふPontaカードを、まずは無理やり褒めてみよう。
JCB加盟店で使える!
おさいふPontaカードはnanacoカードのように事前に金額をチャージしてから利用するプリベイトカードだが、チャージしておけばおさいふPontaカードを使いJCB加盟店で買い物が可能だ!ローソンでチャージしておけば、ローソン以外のJCB加盟店…例えばセブンイレブンやファミマ、イオン系列の店舗でも利用できるのだ。小売店や共通ポイントを超越した買い物を楽しめるようになる…凄いぜおさいふPonta!
支払い時にキメ顔で「カードで」と言えばとてもかっこいいではないか。男ならデートでの会計時におさいふPontaカードでクール且つスマートに会計を済ませよう!
この青地に「おさいふPonta」のロゴで意中の女性もメロメロだ!保証はしない!
もちろんAmazonや楽天でも利用可能だ。クレジットカードを持っていない人や、持てない未成年の人は、おさいふPontaカードに予めチャージしておけばネットショッピングでもスムーズに会計が済ませられるぞ!
※公共料金や保険等の支払いには使えないので要注意。
→お買い物に使えないお店・サービス(JCB加盟店)|おさいふPonta
ちなみにPonta加盟店である昭和シェルでは、おさいふPontaカードでは決済できないぞ!マジ無能!
参考:http://www.osaifuponta.lawson.co.jp/
ローソンでの買い物で1.2%もポイントがもらえる!
通常のPontaカードであればローソンで提示することで1000円の買い物につき10ポイントしか貯まらないが、なんとおさいふPontaカードならチャージ分のポイントで買い物すれば1000円の買い物につき12ポイント得られる!
ローソン | 100円(税別)で1ポイント(1%) |
JCB加盟店 | 500円(税別)で1ポイント(0.2%) |
Ponta提携のJCB加盟店 | 1.2% or 0.7% |
チャージした分でJCB加盟店で買い物すれば、ローソンでもどこでも500円につき1ポイント貯まる。それ故にローソンでおさいふPontaカードを使って買い物すれば最大還元率1.2%で買い物できるわけだ!雀の涙!
ちなみにPonta加盟店である昭和シェルでは、おさいふPontaカードではポイントが貯まらないぞ!マジ無能!
参考:http://www.osaifuponta.lawson.co.jp/
ここがダメだよおさいふPontaカード!
早くも褒めるところが無くなってしまったので、ここからは残念なところを紹介していこう。
クレジットカードチャージ可能だが…
おさいふPontaはクレジットカードでチャージできる。nanacoやWAONがクレジットカードチャージ可能なので、まあこれくらいはできて当たり前か…。
だがしかし!なんとクレディセゾンが発行するクレジットカード以外でチャージすると手数料を取られる!
おまけにクレジットカードポイント付与対象外!たとえばnanacoの場合は楽天カード(JCB)からチャージすると楽天ポイントが付与されるのだが、おさいふPontaはチャージしてもクレジットカード側にはポイントが付与されないのだ。私はリクルートカードを持っているので「リクルートカードからおさいふPontaにチャージすればポイントがっぽがっぽ!」などと考えていたのだが、これには流石に幻滅!
※但しローソンPontaカード、JMBローソンPontaカードではチャージ金額の0.5%が付与される模様。ローソン囲い込みか!
公共料金が払えない
JCBブランドが付いているからか、おさいふPontaカードでは公共料金支払いができない!nanacoではできるのにね!まあクレジットカードチャージでポイントが付与されないので、仮に支払いできたとしてもセブンイレブンに行ってnanacoで支払うのだが…。
LINE Payカードに負けている
同じJCBプリペイドカードにLINE Payカードというものがある。
おなじみLINEが発行するカードだが、キャンペーンが無くてもポイント還元率2%という脅威のポイント還元率。貯まったポイントはLINEコインに交換してスタンプを購入できる他、ポイントをLINEPayに交換したり他社提携ポイントへ移行することもできる。この中にAmazonギフト券も含まれているから嬉しいのなんの。
提携ポイントの中にはPontaも含まれていて、LINEポイント300ポイントでPonta270ポイントに交換できる…つまり交換レートは90%だ。例えばローソンでおさいふPontaカードを使って買い物して、利用累計が50000円分だとすると、貯まるポイントは600ポイント。一方ローソンでPontaカードを提示してLINE Payカードを使い買い物した場合、単純に計算したらPontaが1400ポイント貯まる。
【ローソンで50000円分買い物した場合】
- おさいふPontaカードで決済→Ponta600ポイント
- Pontaカード+LINE Payカードで決済→Ponta1400ポイント
おさいふPontaの価値とは…。
券面がダサい
いったい何なんだよこのデザイン!
でもやけくそ感あふれるポイントアップキャンペーン!
LINE Payカードの劣化でしかないおさいふPontaカードだが、キャンペーンがやたら凄い。
本来JCB加盟店ではたったの0.2%しか貯まらないおさいふPontaカードだが、なんとただいまやけくそ感あふれるキャンペーンが開催されている!
ポイント8倍!500円で8ポイント!還元率1.6%はなかなか凄い!
ちなみにやけくそ感は更に続く!
12月にはポイント還元率12倍!500円で12ポイント!還元率2.4%ときた!
Pontaを貯める趣味がある方やJALマイラーは是非やけくそキャンペーンに参加してみては如何だろうか。
最後に
クレジットカードが持てない人には便利なおさいふPontaカード。
しかしnanaco同様プリペイド式なのに公共料金は払えない。クレジットカードチャージはできるがローソンPontaカード以外のクレカではポイントが付与されない。Ponta加盟店の昭和シェルでは決済不可でポイントもつかない。同じJCBプリペイドカードでも還元率が大きくLINE Payカードに劣る。券面も異様にダサい。Pontaである以外は何を見ても他社カードの劣化版にしか感じないではないか!
最大の魅力はやけくそキャンペーンだが、これも期限がある。
どうしてこんな無駄なものが作られたのか。通常のPontaカードでいいじゃないか。私ももはやPontaカードと同じ使い方しかしていない。ローソンで提示するだけだ。
来年にはどうなっているのか、おさいふPonta。その存在価値を発揮できるのか。