韓国大統領「未来志向の日韓関係を」
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韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領は、日本の植民地支配から解放された記念日の15日、演説を行い、日本との関係について「未来志向の関係を新たに築いていかねばならない」と述べ、慰安婦問題の最終的な解決で合意したことを踏まえて、安全保障などの面で日本との協力を深めることに意欲を示したものと受け止められています。
韓国のパク・クネ大統領は15日午前、ソウルで開かれた記念式典で行った演説で、「北東アジアを取り巻く安全保障の環境が変化しており、以前にも増して戦略的な思考が求められている」と述べ、一段と強まっている北朝鮮の核・ミサイルの脅威に加え、アメリカの迎撃ミサイルシステムの配備をめぐって中国との関係もぎくしゃくしていることに、間接的に触れました。
そのうえで、日本との関係について、「歴史を直視しながら、未来志向の関係を新たに築いていかねばならない」と述べました。
パク大統領が15日の演説の中で、現在の対日関係に直接言及した部分はこれだけで、「未来志向」という言葉を用いることで、日韓関係の改善を進める姿勢を強調した形です。
これは、日韓両国が慰安婦問題の最終的な解決で合意し、日本政府が元慰安婦の女性たちを支援する韓国の財団に10億円を拠出することを表明したのを踏まえて、北朝鮮の軍事的な挑発や中国からの圧力に対応していくためにも、安全保障などの面で日本との協力を深めることに意欲を示したものと受け止められています。
そのうえで、日本との関係について、「歴史を直視しながら、未来志向の関係を新たに築いていかねばならない」と述べました。
パク大統領が15日の演説の中で、現在の対日関係に直接言及した部分はこれだけで、「未来志向」という言葉を用いることで、日韓関係の改善を進める姿勢を強調した形です。
これは、日韓両国が慰安婦問題の最終的な解決で合意し、日本政府が元慰安婦の女性たちを支援する韓国の財団に10億円を拠出することを表明したのを踏まえて、北朝鮮の軍事的な挑発や中国からの圧力に対応していくためにも、安全保障などの面で日本との協力を深めることに意欲を示したものと受け止められています。