こんにちわ。プロの自由人やってまするってぃ(@rutty07z)です。
昨日、鶯谷で開催されているキングコング西野さんの独演会を観に行ってきました。
急に誘われたのでよくイベントの内容も分からないまま行ったのですが、まっっじで学ぶことが多くて、その独演会の中でも特に腑に落ちた西野さんの言葉と考え方があったのでシェアします。
目次
- キングコング西野さんとは?
- 最も腑に落ちた言葉、「クオリティよりも伸び率」
- 伸び率こそ人を幸せにするし楽しませる
- 大企業に勤めてた僕が幸せでなかった理由
- フリーランスとして独立して感じた何とも言えない幸福感
- なぜ自分が潰れかけのパン屋を助けようと思ったのかも今なら分かる
- そして次は夕張という「町」を復活させようとしてる
- 幸せになりたいなら行動しろ。自分の「伸び」を感じろ。
キングコング西野さんとは?
もう説明不要なくらい「嫌われてる」ことで有名ですよね。
お笑いコンビ「キングコング」のツッコミとして活動しながらも、今年の6月、お笑い芸人を引退し、絵本作家に肩書きを変えたことで話題になりました。
完全に「はねるのとびら」世代の僕は小学生の時からキングコング西野さんは知ってましたが、絵本描いたり、町を作ったり、クラファンしたり、ゴーストバスターズに扮してハロウィン翌日の渋谷でゴミ拾いしたり、何かとクリエイティブな活動をしてることに関しては、そんなに多くは知らなかったです。
最も腑に落ちた言葉、「クオリティよりも伸び率」
約1時間半の独演会、それはそれは僕にとって衝撃の連続でした。
あまりにも今僕がしてる活動や仕事に通ずる・参考になる話が多すぎて、独演会中メモしまくってました。
その中でも個人的に刺さった言葉が 、
「今後はクオリティよりも伸び率の時代!」
という言葉。
この言葉が今までフワフワと自分の中で浮ついてた思考を完全に腑に落ちさせました。
伸び率こそ人を幸せにするし楽しませる
人が最も幸せを感じる時は「昨日からの伸び率」。
正直最初この言葉を聞いた時「???????」となりました。
どうゆう時だ??どうゆうことだ??
しかし次々と繰り出される西野さんの言葉に僕は驚愕します。
毎回テストで95点を取ってる奴より、0点から50点を取った奴の方が幸せを感じる。
だからこれからの時代はこの「伸び率」をデザインすることが大事になる。
エンタメは第3局に向かっていて、最初は自分が作った物を「俺の才能はどうだ」とお客さんに見せる時代。ただ「作り手とお客さんが10対0」の関係。次が「お客さん参加型」のエンタメ。例えば「リアル脱出ゲーム」や「ディズニーランド」がここに入ってくる。そしてここも限界がきている。なぜならディズニーランドに「伸び率」はないから。ディズニーランドに行けば「楽しい」ってのは目に見えて分かるから。
た、た、確かに...。
ディズニーランドに行けば幸せな光景は簡単に想像できる。
だから我々が作らないといけないのはこの「伸び率」。次のエンタメは「不安」や「恐怖」、「もしかしたら上手くいかないかも」という感情が内包されてる方が、人は幸せを感じるかもしれない。だから僕は「ディズニーランドに行く」よりもディズニーランド作ったほうが幸せを感じると思い、「おとぎ町」という町を作ってる。
僕はこの「伸び率」という言葉を聞いてハッとしたことがありました
大企業に勤めてた僕が幸せでなかった理由
大学を卒業して大手のアパレルメーカーに入社しました。
おそらく僕が働いてる間は潰れることはないと思われるほど大きな会社です。
でも全く幸せでなかった。
満員電車に揺られ出社し、決まったタスク・ルーティンをこなし、帰宅して、また同じことが繰り返される。
それなりに安定していて、給料もそこそこ良いのに、働いていて楽しくも幸せでもなかった。
そしてこの「伸び率」の話を聞いてハッとしました。
大企業というブランドはあるものの、自分の成長はさほど感じられない、このまま働き続けた時の将来の自分を容易に想像することができたからです。
先ほどの「ディズニーランド」の話と同じです。
もちろん、学んだこともありましたが、先輩の姿を見れば将来の自分がどのような暮らしをするのか、どんな人生を歩むのか、「答え」が先に全部見えてしまってたんですね(お世辞にも尊敬できる先輩はいませんでした)。
フリーランスとして独立して感じた何とも言えない幸福感
そして今年の2月にその会社を退社し、フリーランスとして独立しました。
失敗や試行錯誤も多々ありますが、本当に毎日楽しくて仕方がないです。
早起きが苦手で、あんなに毎朝9時に出社するのが辛かったのに、今では朝7時に勝手に目が覚めて仕事してます。
それは西野さんが言っていた「人は昨日からの伸び率で幸せを感じる」という言葉が100%自分にストンと入ってきました。
日々自分の成長を感じながら生きている→楽しい・幸せを感じる→楽しいからこそ仕事も全力を出せる。
今かなり良いリズムで仕事ができてると思います。
なぜ自分が潰れかけのパン屋を助けようと思ったのかも今なら分かる
昔こんなツイートをしてました。
他人に興味を持てなかった自分がここまではっきりと責任と使命感を持ってケトル(パン屋)とそこにいる人たちと関わらせてもらってることに自分でもびっくりする。
— るってぃ (@rutty07z) 2016年7月5日
正直今なら悟飯を守ったピッコロさんの気持ちが非情にわかる。
僕、本当に他人に興味を持てない人間だったんです。
「自分が成功すればそれでいい」みたいな。
最初は「面白そうだから」という理由で「味は美味しいけど潰れかけの代々木のパン屋」をAirbnbを使って再生させることになったのですが、日々生まれ変わってくパン屋を見て幸せを感じてました。
Airbnb使って潰れかけのパン屋を繁盛させます! | エアログ
ブログで発信してたこともあって、わずか3ヶ月で世界の素晴らしいAirbnbホスト6選にノミネートし、Airbnbの創業者ジョー・ゲビアまでこのパン屋に来ました。
Airbnbで再生させたパン屋にエアビーの創業者が来店した時、僕の夢は叶った | エアログ
この時感じた幸福感は紛れもなくこの「伸び率」にあって、「本来魅力がある埋もれてしまってるものを引き出して世界に発信したい!そしてこれを仕事にしたい!」と思うようにまでなりました。
そして次は夕張という「町」を復活させようとしてる
そして次は、日本で唯一財相破綻した町「夕張市」に何かしかけ、盛り上げようと思ってます。
それは紛れもなく夕張市に「伸び率」を感じたから。
ブログで、夕張市を盛り上げたい!ムーヴメントを起こしたい!と記事を書いたら、内容がまだほとんど決まってない未知数の状態なのに、たくさんの方が「面白そう!」と賛同を頂き、遠いところは京都から参加の声を頂いてます。
これは先ほどの西野さんの言葉でいう、『るってぃは夕張で何するんだ?』という『どうなるか分からない』が内包されてるからじゃないかな〜と。
西野さんが言う「伸び率をエンタメ化する」とはこの事か!と。
そう、僕も完全にディズニーランドには普通に行かない人間です。
僕も西野さんと同じく、「ディズニーランド作った方が面白いんじゃね?」側の人間だとこの独演会を聞いて完全に感じました。
幸せになりたいなら行動しろ。自分の「伸び」を感じろ。
世界でも有数レベルで安全で、飯も美味くて、教育も情報も欲しいものが何不自由なく手に入れられる日本。
ではそんな日本がなぜ自殺率が高いのか?
(年間3万人、若者の自殺率は世界トップと言われてる)
なぜ幸せを感じれない人が多いのか?
それは普段生きてる中で「昨日からの伸び」を感じてないからではないでしょうか?
僕も会社に勤めていた時はそうでした。大手はマジで成長を感じにくい。
会社で勤めた期間(10ヶ月)とブログを運営してる期間は同じですが、学んだこと・経験したこと・繋がった人脈、全て天と地の差があります。
「昨日からの伸び率」を日々感じてるからこそ、毎日楽しすぎて早起きするくらい充実したフリーランス生活を送れているんだと、西野さんの独演会を聞いて気づきました。
幸せを感じたいなら今すぐ行動しましょう。
僕は今後みなさんの「伸び率」を引き上げれるような『教育』に関する活動も行ってく予定です。
なぜならそこに自分が幸せを感じると、パン屋の一件で気づいてしまったからです。
この「昨日からの伸び率」という表現があまりにも自分の中で腑に落ちたので感動しました。
西野さん、本当にありがとうございました。
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