今週のお題「映画の夏」
春ごろから、映画館に行くたびに、予告見るだけでうるっとしちゃって、もう絶対見に行こうと思ってた映画『ルドルフとイッパイアッテナ』
見てきました!!
子供たちと。
すっごいいい映画だった!!
親子映画的にもめっちゃおすすめ!!
特に、小学生くらいの子と見に行くのに最適な映画だと思う!!
まずね。
CGアニメ技術がハンパなさすぎる!!
特に景色や街並みが、もうアニメなんだか実写なんだか区別がつかないほど綺麗で、え?これ実写にアニメ合成してるの?って、何度も何度も目を凝らして見て、そのたびに、木の葉が揺れてなかったり、アスファルトのムラのない感じだったりで、あぁこれアニメなんだー・・・・・・ってあれ?ほんとにほんとにアニメ?!ってまた目を凝らすっていうのを、視聴中何度も繰り返した。
それくらい、景色や街並みの背景は、本当に実写と見分けつかないくらい、光と影の再現性もすごくて綺麗。
むしろ人間とか、わざとアニメっぽくしてるけど、これ実は、本気出せばもう、本物の人間と変わらないくらいの映像が作れる技術があるんじゃないの?って思ったよ。
子供たちが大人になるころ、実写の映画なんてなくなっちゃうかもね?
俳優って職業があるかもあやしい!
って、帰り道に子供たちと話しながら帰った。
映画の中の春夏秋冬の景色。
冬景色とか、すごくないですか?
そして。
キャラクターがすっごいかわいい!!
ルドルフ。
イッパイアッテナ。
ブッチー。
悪役のデビルだってかわいい。
悪役も含め、可愛くないとか、嫌いとか、やなやつキャラいなくてみんないい子ばっかりで、かわいかった~♡癒された~♡みんな好きだった~♡
声優さんもみんなうまくてストレスフリー。
特にイッパイアッテナ役の鈴木亮平さんと、ブッチー役の八島智人さんがよかったなぁ。
そしてもちろん
ストーリーもものすっごくよかった。
自分が見てよかったのもあるし、それ以上に
子どもに見せられてよかった。
以下、ちょこっと?ネタバレしちゃってる感想文。
ネタバレしたくないかたはお戻りを。
飼い主の小学生のエミちゃんが大好きで、エミちゃんを追いかけて外に出てしまい、ひょんな拍子に長距離トラックに乗り込み、そのまま知らない町にきてしまった子猫のルドルフ。
その町で出会ったイッパイアッテナは、ルドルフに生き残る知恵『字の読み書き』を教えてくれる。
それはかつての飼い主が、イッパイアッテナに教えてくれたことだった。
教養を武器に、野良として生き抜いてきたイッパイアッテナの名言はたくさんある。
脅し文句ってのは軽はずみに口に出していいもんじゃねぇ。
命をかけて本気で言うもんだ!
黒ネコが縁起悪いなんてなぁ迷信だ。
そんなことを今どき信じてるのは教養がねえ証拠さ。
学校の図書室にもぐりこみ、ルドルフに動物図鑑を見せながら
さぁ、心の目で想像してみろ
旅立つルドルフに
最後まで諦めずに顔をあげろ。
そして、イッパイアッテナの一番の名言は、イギリスの政治家ディズレーリの言葉をかりたもの
『絶望は愚か者の答え』っていうんだ
てか私より教養あるしね、イッパイアッテナ。
映画を見てるこどもたちに、勉強すること、教養を身に着けることの大切さを教えてくれるイッパイアッテナ。
字が読めるおかげで、美味しいごはんを食べることができるし、ルドルフの住んでいた町の名前も、帰り方も、知ることができた。
そしてルドルフもまた、字の読み書きができるようになったから、イッパイアッテナの命を救うことができた。
勉強って大事なんだなぁって、きっと見てる誰もが素直に実感できる。
お互いが、お互いを思って、本当のことを言わない。そして相手が嘘をついていることに気づいていながら、その気遣いに感謝して、気づかないフリを貫く。そしてその気づかないフリにも気づいてるんだけど、また感謝して、だまってる。
そんな2匹の友情ややさしさや思いやりにも胸をうたれます。
そしてね。
迷い猫のルドルフ。
捨て猫のイッパイアッテナ。
2匹とも、飼い主のことをずっとずっと思い続けてる。
イッパイアッテナは、元飼い主を追いかけてアメリカに行くために、英語の勉強も。
でもね。
一生懸命字の読み書きを覚えて
一生懸命地図を覚えて
東京から岐阜まで一生懸命ヒッチハイクして
でも乗ってたトラックがパンクしちゃって、それでも一生懸命走って歩いて
1年ぶりにやっと帰ることができたルドルフの家には
ルドルフにそっくりの
『ルドルフ』という名の
小さな子猫が・・・・・・。
いつまでも飼い主のことが大好きで、家に帰るために1年間頑張ってきたルドルフと
1年後、そっくりな子猫に同じ名前をつけて飼っていたエミちゃんとの対比。
エミちゃんが新しい子猫を飼った理由は
『1年経ってもルドルフが戻ってこなかったから』
その子猫を選んだ理由は
『前に飼っていたルドルフと似ていたから』
そして2匹は飼えないというエミちゃんのおうちの事情・・・・・・。
エミちゃんは悪い子じゃない。
1年待ってたんだし。
でもやっぱりもやる。
このもやもやを、子供たちに感じさせることができてよかった。
最後はハッピーエンド・・・?なんだけど
『ハッピーエンドなんだかよくわからないね』
と長女。
子供に、そんな感想を持たせられたのがよかった。
そんな風に。
可愛くて、笑えて、泣けるだけじゃなく、教養を身につけることの大切さや、動物を飼うということ、捨てられた動物の思い、理不尽なもやもや、いろんなことを無理なく素直に子供たちが考えるきっかけに、きっとなる映画『ルドルフとイッパイアッテナ』。
視聴対象年齢は、学校で勉強を始めた小学生からの方がいいけど、ひらがなが読めるようになった幼稚園児から見ることは可能。未就園児には向きません。見てるときも、3歳くらいの子が『もう帰りたい』とぐずって途中退出してました。
てか未就園児って、周囲に迷惑かけずに映画館で映画見れるもの・・・・・・?
以上。
小学生の夏休みにぴったりの親子映画でしたっ!!
お勉強きらいな子には特に、転機になるかもしれない映画。
おすすめです!!
おまけ1 おみやげ
パンフレット。
イッパイアッテナたちが暮らす町の、神社や学校とかの位置がわかるイラスト地図や、イッパイアッテナの名言集、キャラクターデザインの原案や、原作本の著者・斉藤洋さんのインタビューとかもあっておすすめ! !
ルドルフとイッパイアッテナのおてだま。
かわいいしお手頃価格。
ルドルフは、劇場ではもう売り切れてるかも・・・?
ルドルフとイッパイアッテナのイヤホンジャック。
かわいくてつい。
絶対品切れになりそうだし。
ルドルフかわいい♡
本当はルドルフのマスコット欲しかったけど、品切れだった・・・・・・
ぬいぐるみの方はちょっと高くて思いきれない。
でもほしいかわいい。
これも映画館ではルドルフは品切れ。
かわいい・・・・・・。
おまけ2 原作本
『ルドルフとイッパイアッテナ』は、斉藤洋さん作の児童書が原作。
今は4巻まで出てるんだけど、パンフレットのインタビューで、続編書くかもって言ってたよ!!
私は買うね!!
※記事内の画像はすべて、自分で撮影したものと、公式サイトから引用したものです。