高須克弥。高須クリニックの院長であり、スポーツの世界にも積極的に支援を申し出ている「日本で最も有名な院長」の一人の呟きで、全ては始まった。サッカーの世界でも、院長の力が働き始めることになるかもしれない。
事の発端は、現在ブラジルで開催されているリオ・オリンピックでのこと。金銭的なボーナスが少ないことで決勝トーナメントに進んだにもかかわらず、大会のボイコットを検討していたナイジェリアU-23代表。試合開始6時間前にブラジルに到着し、初戦で日本代表を蹴散らしたことでも話題になったこのナイジェリア代表に、院長が突如として支援を申し出たのである。
本当に気の毒だ。僕がサポーターとして全部金銭的な面倒みるから頑張ってほしい。メダルとったらさらにボーナスだす。僕の申し出は受けとれないシステムなんだろうか?誰か彼らと連絡取れる人はいないか?僕はナイジェリアの不屈の精神が大好きなん https://t.co/SUhH9oIDkX
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2016年8月12日
インターネットの力は、人を結び付ける予想出来ないものだ。多くの人間が、高須院長の言葉をナイジェリアのチームに伝えようと動き出す。実際に彼の言葉に、ナイジェリアのサッカー協会は反応を示している。高須院長が提示したボーナスは、金メダルで300万円、銀メダルは200万円、銅メダルは100万円。1人当たり1日5000円と報じられていた試合給と比較して考えると、その額は莫大なものだ。
最高レベルの身体能力を誇る「スーパーイーグルス」は、欧州の名門で活躍する若手選手も多く抱えている。マンチェスター・シティのイヘアナチョ、アーセナルのイウォビのように、トップレベルで出場機会を得ている選手も少なくない。
ナイジェリアのサッカーチームがメダル取ったら褒美はいくら?って問い合わせが来たので「全員にもれなく、金メダル300万円、銀メダル200万円、銅メダル100万円を各自に手渡す」と伝えたぞなう。
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2016年8月13日
そんなナイジェリアに舞い降りた救世主、高須院長。高須クリニックというナイジェリアでは無名に違いない病院が、ナイジェリア代表チームを救うことになるのかもしれない。
しかし、1つの懸念は、突然の日本人からの申し出をどのように受け入れるだろう?とのことだった。彼を助けるために動いている人間も、当然現地の日本人が多い。そうなると、ナイジェリア側からすれば怪しく見えるのではないだろうか。
だからこそ私は、別ルートで動き出した。リプライを送ったのは、イギリスの国営放送局BBCで活躍する記者Oluwashina Okeleji氏。主にアフリカを舞台に活動する、凄腕記者だ。ナイジェリア生まれの彼であれば、非常に強固なルートを保有しているのではないだろうか。
Oluwashina Okeleji氏のインタビュー記事
http://transfernewscentral.com/2015/06/01/exclusive-interview-with-oluwashina-okeliji/
最初にコンタクトを取ったリプライが、こちら。
@oluwashina The Japanese business man (@katsuyatakasu)trying to offer significant bonus to Nigerian national football Olympic team.
— 結城 康平 (@yuukikouhei) 2016年8月13日
@oluwashina If you can promote it or help to making it possible, that could be really interesting for me.
— 結城 康平 (@yuukikouhei) 2016年8月13日
高須院長を「Japanese businessman」と表現することに対して自分の中に違和感はあったものの、他に良い言葉が見つからなかった。すると、数分後にDMが届く。流石の敏腕記者、動きが迅速だ。
「凄まじいボーナスって言う話をくれたけど、どういう意味だい?どうやって?なんで?いつ?」
常に冷静にニュースを報道しているBBCの記者が、非常に混乱している。貴重な瞬間である。経緯を英語で説明すると、「ありがとう。ナイジェリアは早朝だから、少ししてからTweetするよ」との返答。
#JPN businessman @katsuyatakasu has promised to reward #NGR players ¥3m $30k each for #Olympic #Gold, #Silver: ¥2m $20k & #Bronze:¥1m $10k.
— Oluwashina Okeleji (@oluwashina) 2016年8月13日
.@katsuyatakasu loves the fighting spirit of #NGR #football team. Saddened to read about their financial woes. Hence #RIO2016 medal rewards.
— Oluwashina Okeleji (@oluwashina) 2016年8月13日
Here’s the @katsuyatakasu tweet below in Japanese. Many thanks to @yuukikouhei 🙌🏿👏🏿✍🏿 https://t.co/YevIulKwTS
— Oluwashina Okeleji (@oluwashina) 2016年8月13日
「Japanese Businessman」、最終的に参考にされてしまった。僕の説明を非常に綺麗な英語にしていただき、感謝しかない。
@oluwashina @katsuyatakasu what a way to motivate the players 🙏🙌🙌🙏 #HelpComingFromAfar
— Davide E. Oronsaye (@iamredavide) 2016年8月13日
「選手達を鼓舞する、なんという素晴らしい方法だ!」という反応も。
@katsuyatakasu thanks boss for your anticipated medal rewards to our Nigerian olympic football team. You’re a good man and I bow to you👏👏👏👏
— Lawrence Eghe Egun (@LawrenceEgun) 2016年8月13日
「本当にありがとう。なんて男だ。お辞儀させてくれ」というリプライも飛んでいる。
ナイジェリア現地は、まだ朝。反応はまだまだ薄いが、今後盛り上がっていくに違いない。BBC記者は、現在ナイジェリア代表側へのコンタクトに動いている。高須院長がナイジェリアを救う日が来る可能性が、高まっている状態だ。
なお、アルゼンチン代表は好きではないようだ。
マラドーナの金を使えよ❗やなこった https://t.co/LUzyoRE5tV
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2016年8月13日
ナイジェリア代表と院長は、どうなるのだろうか。続報を待て。