2016年08月13日(土)15時56分

『No Man’s Sky』海外レビュー【途中経過】

no-mans-sky.jpg

『No Man’s Sky』の海外レビューです。

実質終わりのない探索ゲームであり、初日の大規模パッチで大きな変更が加えられたこともあり、発売から数日が経過した今でもレビューが出揃っていないため、新たなレビューが掲載され次第、順次追加していく予定。

  • ジャンル:アクション・アドベンチャー
  • 機種:PS4/PC
  • 開発:Hello Games
  • 販売:Hello Games
良い点:
・文字通り終わりの見えない銀河探索
・幾つかの体験の柱
・Hello Gamesの謳い文句どおり
悪い点:
・期待とは違うかも
・目立つテクスチャのポップイン
・発見を届け出るのは面倒になりがち

『No Man’s Sky』は完璧ではない。恐らく万人向けでもない。また一方で、奇才Sean Murrayの言ったとおりのゲームでもある。一度でも宇宙飛行士を夢見たことがある人、ゼロから大金持ちになる夢を抱いたことがある人、悪名高き宇宙海賊を夢見たことがある人、もしくはそれ以外の無数のSF幻想を抱いたことがあれば、このゲームはピッタリだ。そうした幻想の全てを『No Man’s Sky』が叶えてくれるわけではないかもしれないが、これは水平線の彼方に何があるのか確かめるため、あともう一度だけ舞い戻りたくなるゲームなのである。本作との相性が良ければ、コントローラーを置くことができなくなるはずだ。

おススメ Eurogamer
Hello Gamesの贅沢な銀河叙事詩は独特の芸術品であり、欠点はあるが魅惑的なゲームである。
8.0/10 GameCrate
ゲームプレー 7.0: 資源収集は単調で、戦闘は底が浅いが、更なる探索を続ける程度には上手く機能している
プレゼンテーション 10: 度肝を抜かれるビジュアルと見事にマッチした音楽のお陰で、最高の観光体験に仕上がっている
伝承 7.0: 「物語」は銀が全体に散りばめられており、ちゃんとしたストーリーテリングというよりも、浸れる没入体験といった感じ。万人向けではないが、脚本は喚情的で一流
リプレー性 8.0: 宇宙にバラエティを加味するコンテンツの追加や、自動生成に遊びを持たせることができれば素晴らしいが、それらが永遠に来なくとも末永くプレーできるだろう

『No Man’s Sky』は、探索の喜びに特化したゲームだ。賛否が分かれるゲームで、不満を感じるゲーマーもいるだろうが、それ以外の人は色鮮やかで禅のような体験を堪能できるだろう。

グラフィック 4.5: 宇宙自体は少々質素ではあるものの、殆どの時間を過ごすことになる惑星はゴージャスで、ロードもほぼシームレスだ
操作性 3.8: 複雑な様々なシステムを、巧みにコントローラーに振り当てている。一旦把握してしまえば、かなりスムーズに操作できる
音楽/効果音/ボイスアクト 3.0: ここは好みに依存するだろうが、私は自動生成サウンドトラックが絶望的なまでに退屈だと感じた
バリュー 3.8: 盛り沢山のゲームだが、単調になりがちで、耐久バーとインベントリーの空きスペースのマイクロマネージメントが多すぎる。少しだけプレーして休憩をとるのが最善だろう

『No Man’s Sky』に最終的な結論を出すのは、MMO RPGをレビューするのに似ている。初日のパッチでここまで多くの追加があると、1年後には全く違うゲームになっていると推測できるからだ。では、これはロンチ時のリポートと考えて欲しい。『No Man’s Sky』の宇宙には確かに驚きが存在するのだが、万人がその発見に時間と労力を費やすのを厭わないわけではないだろう。我慢強い、ディテールに凝るゲーマーなら大いに気に入るであろう、技術的偉業を成し遂げたゲームだ。だが現時点では、必要以上に時間を浪費させられる。宇宙は広大だがインベントリーは窮屈。誰もが銀河のスーパースターになるための下積みを受け入れるわけではないだろう。

7.0/10 Destructoid
『No Man’s Sky』は私の予想とは異なるゲームだった。驚きに満ちた楽しい箱庭ゲームだが、それも長くは続かない。他の類似作品とは違い、マジックは時の経過とともに薄れてしまう。20種類しか惑星が存在しないのであれば、1兆80億(ごめん、1800京だった)の惑星が存在していても意味がない。迷うのが好きではない人にはおススメできないが、構わないという人は放浪しよう。
『No Man’s Sky』は、ファンが主張するような「全てのゲームを終わらせるゲーム」ではないが、心配は無用だ。Hello Gamesによるこの野心的なプロジェクトは、広大な宇宙に詰め込まれたちょっとしたディテールを堪能させてくれる。とっ散らかった宇宙なのは確かだが、そういう意味では我々の宇宙と大して変わらない。
良い点:
・全てを知り尽くした後でも探索が楽しい広大なゲーム世界
・良く出来た宇宙空間と地表での戦闘
・素晴らしいアート・デザインとサウンドトラック
悪い点:
・スキルも不必要で危機感もない、極めて単調なゲームの流れ
・活用できていない知的生命体
・不満の残る地表時のビジュアル
・腹立たしいインベントリー
・細かなバグが盛り沢山

息を呑む技術的な偉業であり、たとえその単純さや単調さに気づいた後ですら、夢中にさせられる中毒性がある。

6.0/10 Video Gamer
良い点:
・広大な宇宙の探索
・美しい美的センス
悪い点:
・終わりなき単調さ
・過剰にシンプルで作業感の強いゲームプレー

宇宙時間で言えば一瞬と言える、全てが新鮮な最初の10時間は、極めて素晴らしい。欠点として指摘できる点はどれも、少なくとも理解できるものばかり。嫌気が差すまでに要する長さに関係なく、最高のアイデアと最高の瞬間が盛り沢山だ。諸手を挙げておススメすることは難しいとはいえ、嫌いになるのは不可能だ。最終的には成功を収めている――旅に出る価値があると言える程度には。

6.0/10 CGMagazine
『No Man’s Sky』は中途半端なアイデアを詰め込んだ浅薄なパッケージで、より優れたゲームが盛り沢山の中で忘れ去られてしまうだろう。
今年最も期待度の高かった『No Man’s Sky』は、少々がっかりな出来だ。美しいオーディオとビジュアル演出には力が入っているが、率直に言って退屈なのだ。Hello Gamesが作り上げた宇宙は野心的だが、その中にはそこそこのサバイバル/作成ゲームがあるだけだ。
かつての『Spore』のように、『No Man’s Sky』は自らの能力をはるかに超えた公約をしたゲームだが、前評判に対する私の冷めた反応を責める気にもなれない。Hello Gamesが表現するところの漠然とした宇宙旅行が、公約ほど多彩かつ広大なものになると信じたことは一度もない。

だが、私の慎重な態度をもってしても、ランダム性に依存しすぎて個性の可能性を失った、ありがちなサバイバル/作成ゲームになるとは思ってもみなかった。

最低でも、もっとやることがあると考えていたのだ。

私は、君たち人間が容易に想像できるものを目にしてきた。オリオン座の側で炎に包まれた攻撃船は見ていない。タンホイザー・ゲート近くで闇の中に輝くCビームも見ていない。雨の中の涙のように、時が来れば失われる瞬間など存在しない。

Skyの時間だ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • カテゴリ: 海外レビュー タグ: No Mans Sky