二条城駐車場、30年違反状態 京都市公社、交差点に出入り口
京都市中京区の二条城東側にある市都市整備公社が管理・運営する「二条城駐車場」が、30年にわたり駐車場法に違反する状態が続いていたことが分かった。同法施行令は交差点に出入り口を設けることを制限しているが、北側の普通車用出口と南側のバス用入り口は、交差点内にある。公社は「認識不足だった。直ちに安全対策を講じたい」としている。
駐車場法や同施行令は、不特定多数の人が利用できて駐車部分の面積が500平方メートル以上などの場合、安全や円滑な交通を確保するため、出入り口を交差点や横断歩道、坂の頂上付近などに設置できないと定めている。
二条城駐車場は、観光客をはじめ誰でも利用することができる。普通車216台、バス30台が駐車でき、面積は5460平方メートルに上る。
市都市計画課によると、駐車場は市有地で、1969年に前身の市駐車場公社が市に設置を届け出た。86年に南北の出入り口を新設した際、公社は必要だった変更の届け出を提出していなかった。市は30年間、違反に気付かず指導していなかった。
南側の入口はこれまでも公社職員らがバスの誘導をしているが、違反の判明を受け、北側の出口にも安全対策で警備員や職員を配置する。市は12月に着工を予定している駐車場の再整備で解消する。市都市計画課は「安全対策が取られ、是正のめどが立っているため、使用の停止は考えていない」という。
公社は「30年前なので詳細な経緯は分からないが、認識不足は明らかで申し訳ない」としている。
【 2016年08月13日 08時20分 】