今注目のアプリ、書籍をレビュー

「シン・ゴジラ」竹野内豊語りまくる「精神がぶっ壊れるぐらいの人じゃないと、おそらく作れませんよ」

2016年8月13日 10時00分

ライター情報:大山くまお

このエントリーをはてなブックマークに追加
二度、三度と映画館に足を運ぶリピーターも増えてきた『シン・ゴジラ』。ネット上には熱心なファンによるネタバレ前提の情報提供や評論家たちによる読み解きが飛び交い続けている。

ところで現在発売されている『シン・ゴジラ』関連の雑誌や書籍にも多くの情報が記されていることも忘れちゃいけない。公開前に発売されたものは基本的に「ネタバレなし」なのだが、今あらためて読むと「なるほど」「そんなことがあったのか」と首肯する情報も多い。ここではその中でも特筆すべき3冊をピックアップして紹介してみたい(たぶんネタバレはありません)。

ビジュアルたっぷりの『シン・ゴジラWalker』


まずは、公開1週間前の7月22日に発売された『シン・ゴジラWalker』(KADOKAWA)。『東京ウォーカー』のようなカジュアルなガイド本かと思って書店のレジに持っていったら2600円もしたので驚いた。

大判で120ページの内容は『シン・ゴジラ』に関する記事が1/3程度で、残りはこれまでの『ゴジラ』シリーズのアーカイブ。とはいえ、単なる作品紹介にとどまらず、バラエティに富んだ独自企画がラインナップされている。

『シン・ゴジラ』関連記事としては、カラーグラビア(鎌倉に上陸するゴジラの勇姿&武蔵小杉でのタバ作戦の模様)、登場人物紹介、ゴジラの特徴を解説する記事、竹谷隆之造形によるシン・ゴジラ1号雛形、前田真宏によるゴジラのイメージデザイン画、林田裕至によるイメージボードなどが並ぶ。

前田真宏のイメージデザイン画はパンフレットにも収録されているが、こちらには頭部のアップや正面からのカットも収録。前田がインスパイアされたという原爆のキノコ雲をイメージした54年版『ゴジラ』の頭部ギニョールの写真も比較対象として並んでいる。林田裕至のイメージボードには、火砕流のような煙をまとったゴジラの姿も描かれており、ゴジラは天災の一種であるというイメージをスタッフが共有していたことを伺い知ることができる。

監督・特技監督の樋口真嗣インタビューでは、巧みに具体的な内容を避けながらも「現在の日本を舞台にした“大変なことが起きてる”映画を作りたかったんですよ」とズバリ。また、怪獣の魅力として「尻尾」を挙げ、「獣らしさだったり人間がどこかで失った遺伝子だったりを思い出す物で、人間はそれを見て圧倒されたりして、食い入るように見るわけですよ」と尻尾の魅力を説いている。

ライター情報

大山くまお

ライター。著書に『野原ひろしの名言』『野原ひろしの超名言』(双葉社)、『名言力』(ソフトバンク新書)、『中日ドラゴンズあるある』(TOブックス)など。

URL:Fire Stone and Water

注目の商品