記事詳細
【五輪競泳】
中国競泳の18歳、陳欣怡がドーピング検査で陽性
中国水泳協会は12日、女子100メートルバタフライで4位に入賞した陳欣怡(18)が、7日に行われたドーピング検査で、禁止薬物の利尿剤「ヒドロクロロチアジド」の陽性反応を示したことを明らかにした。中国国営新華社通信が伝えた。
同通信によると、陳はすでに国際オリンピック委員会(IOC)にB検体の検査とヒアリングを申請した。同協会関係者は「協会は今回の事件を非情に重視している」と述べ、陳に調査に積極的に協力し、事実をありのまま述べるよう求めたという。
今回、陳が陽性反応を示したヒドロクロロチアジドは、運動能力を向上させる薬物の存在を隠す「マスキング剤」として使用できる。
同協会関係者は「協会は断固として興奮剤の使用に反対する。主導的にスポーツ仲裁裁判所(CAS)が進める調査に協力し、CASの最終決定を尊重する」と述べたが、中国には組織的な大量ドーピングが発覚した過去がある。
ロシアによる国ぐるみのドーピング問題が尾を引く中、リオ五輪でも今後、中国選手に厳しい目が向けられる可能性がある。(五輪速報班)
関連ニュース
- 柔道原沢久喜は「銀」、逃げ回る絶対王者に惜敗 場内は大ブーイング 後味悪い結末 男子100キロ超級
- ニュース開会式での「中国座り」に批判も 地べたに座ってスマホいじる姿に「恥さらし」 異例のマナー講座も効果なし
- ニュース五星紅旗のデザインが違う! 中国が組織委に猛抗議 国民(小さな星)が共産党(大きな星)にそっぽ向いてる?
- 卓球福原愛がまた泣いた!と中国メディア 天井見る動きを「涙がこぼれ落ちないようにするため」 銅メダル願う声続々
- 水泳中国「新世代のトビウオ」のドーピング違反は「西側の陰謀」「邪悪勢力が手を組んで毒を盛った」 組織的なドーピングを疑う声も
- ニュースロシアが“怪物”マイケル・フェルプスに言いがかり カッピング(吸い玉)療法の痕をドーピングと同一視