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【社会】

超新星爆発が成長促進か 超巨大ブラックホール

 重さが太陽の100万倍以上の「超巨大ブラックホール」は、星が死ぬ時の超新星爆発により成長が促進されている可能性が高いことを東京大と呉高専(広島県呉市)のチームが南米チリのアルマ電波望遠鏡などによる観測で突き止めた。11日付の米科学誌に発表した。

 東大大学院生の泉拓磨さんは「超巨大ブラックホールの起源解明につながる成果だ。今後はもっと小さなブラックホールを観測し、成長の様子を調べたい」と話している。

 大きな銀河の中心には太陽の数百万倍から10億倍程度の重さの超巨大ブラックホールがあることが分かっているが、どうやってできるのか仕組みは分かっていない。

(共同)

 周囲のガス円盤から、超巨大ブラックホール(中心)へガスが流入するイメージ(東京大提供)

 周囲のガス円盤から、超巨大ブラックホール(中心)へガスが流入するイメージ(東京大提供)
 

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