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教育用プログラミング環境Scratchのイベント「Scratch Conference 2016」開催

―初日の様子を日本からの参加に注目しながらレポート―

2016/08/10
田島 篤=出版局 (筆者執筆記事一覧

 教育用プログラミング環境「Scratch」のイベント「Scratch Conference 2016」が米ボストンのMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボで2016年8月4~6日に開催された。

 Scratch Conferenceは、Scratchを使ったさまざまな活動の実践者、例えば教育機関や民間団体でScratchを利用する教育者などが世界各地から集い、蓄積したノウハウや知識を共有し各自の活動をより良くするためのイベントである。

 キーノート(写真1)やワークショップ、パネルディスカッション、ポスター展示、活動報告などで構成される。今年は全55セッション、そのうちワークショップは33セッション、パネルディスカッションは13セッションが開催された。

写真1●キーノートの様子。会期中の3日間とも、異なるテーマのキーノート・セッションから1日が始まった。写真は2日目のキーノート「Pathways to Participation」
[画像のクリックで拡大表示]

 本イベントの開催期間中にScratchの登録ユーザー数が1300万人を超えるなど、Scratchユーザーの拡大に応じるかのように、今回の参加者は400人を超え、過去最大規模となった。

 日本からは、「小学生からはじめるわくわくプログラミング」著者で青山学院大学客員教授の阿部和広氏、中京大学教授の宮田義郎氏、同志社大学特任教授の上田信行氏、津田塾大学教授の来住伸子氏、公立はこだて未来大学の八城朋仁氏、慶應義塾大学大学院の川上治美氏らが参加した。

 本イベントは年に一度開催されるが、MITメディアラボで開催されるのは2年に1度である。ほかの年は世界各地で開催される。近年の開催場所は以下の通りである。

・2012年 米MITメディアラボ
・2013年 スペイン・バルセロナ
・2014年 米MITメディアラボ
・2015年 オランダ・アムステルダム
・2016年 米MITメディアラボ

 ここでは初日の様子を日本からの参加に注目しながらレポートする。

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