*本記事は以下の人を対象に書いております。
- どうしてネットワークビジネスってクズと言われているのか知りたい人
- ネットワークビジネスに興味はあるけど怪しいと思っている人
- 実際に入ってみて何か言葉にできない違和感を感じている人
まず、結論から言ってしまうと、ほとんどのネットワークビジネスはクズと言われても仕方ないことをしています。
その理由は明快で、彼らが「あなたも成功できる」と言うときのロジックがデタラメだからです。
これのタチの悪さは、「本人すらもそれがデタラメだと気づいていない」ことから来ています。
あなたも冷静な目を持った方がいいかもしれません。
中でも私が「ネットワークビジネスクズの3本柱」と呼ぶものが以下の三つです。
- うちの製品はすごいから成功できる
- 強い気持ちがあればいつか成功できる
- うちの会社は〇〇に上場しているから成功できる
これがなぜクズなのかを今日はまとめました。
興味があるチャプターだけでも読んでいただければと思います。
*本記事では健康商材や化粧品を扱う一般的なネットワークビジネスについて主に言及します。
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1. 「うちの製品はすごいから」成功できる?
私が調査したほぼすべての会社において「うちの製品はすごいから(あなたもいける)」というロジックを唱える人がほぼ全員でした。
「〇〇という製品は本当にすごい。これはビックチャンス」
「〇〇社の製品がすごいから稼げた。」
「〇〇社は競合他社なし」
こういう舐めたことを言ってくる人たちをあなたはぶっ飛ばさなければなりません。
私がこう考える理由は、以下の3つの疑問に間違いなく答えられないからです。
- なんでこんなに競合がいるの?
- なんでそれなら私のような素人に販売員をさせる必要があるの?
- なんですべての面において他社の製品を上回っているのに売り上げが下がるの?
まず1つ目の「なんでこんなに競合がいるの?」についてですが、ネットワークビジネスの会社は日本だけで100社を遥かに超える競合がいます。
これほど競合がいる理由は、製品だけで決まる会社が実在しないからと言えるでしょう。
もしすごいものが既にあるのであれば、ほとんどの会社が潰れているはずですし新興もポンポン出てこないと思いませんか?
(例えば、今から検索エンジンの会社を立ち上げる人はいないでしょ?)
次の「なんでそれなら私のような素人に販売員をさせる必要があるの?」という疑問は3つの中で最も核心をついています。
もしとんでもなくすごい製品であれば、ウェブサイトを開いていれば売りますし、アマゾンかなんかに流した方が利益も大きいはずです。
あなたに頼むメリットがありません。
「ほっといても売れない」ことがネットワークビジネスの企業自身が自覚しているからこそ、ディストリビュータを使っているのです。
*これは、どこも製品が劣悪だと言いたいのではありません。電化製品をみてください。どこの製品買ってもそれなりに使えるでしょう?あれと同じです。コモディティ化しているのです。
3つ目の「なんですべての面において他社の製品を上回っているのに売り上げが下がるの?」というのもまた核心をついています。
まずは業界トップのアムウェイは下のグラフを見てわかるように右肩下がりです。
このデータ09年で止まっていますが、これはアムウェイが2009年以降ディストリビュータと売り上げを公開しなくなったからです。
隠したいということは、今はもっと下がっているのでしょう。
次に業界2位のニュースキンですが、こちらも右肩下がりです。こちらは、ちゃんと公開しているだけまだ好感が持てますね。ただ、落ち方がハンパじゃないです。
このデータを引用するとおそらくわく疑問があると思います。
「業界トップ2社以外にすごい会社が出てきたから売り上げが下がったんじゃないの?」という疑問です。
と思う人のために言っておくと、そんな企業は調査したところ見つかりませんでした。
もう一度言いますが、
製品だけでうまくいくなら以下の3つの疑問に答えられるはずです。
- なんでこんなに競合がいるの?
- なんで私のような素人に販売員をさせる必要があるの?
- なんですべての面において他社の製品を上回っているのに売り上げが下がるの?
ぜひ質問してみてください。
製品がいいのは最低条件(当たり前)で、「作れば売れる」時代はとうの昔に終わってます。
2.「強い気持ちがあれば」成功できる?
10000回ダメでヘトヘトになっても10001回目は何か変わるかもしれない。
『何度でも』Dreams Come True
負けないこと投げ出さないこと逃げ出さないこと信じぬくことダメになりそうな時それが一番大事
『それが大事』大事MANブラザーズ
涙の数だけ強くなれるよ アスファルトに咲く花のように 見るものすべてに怯えないで 明日はくるよ君のために
『Tommorow』岡本真夜
いずれも90年代を代表する名曲です。
確かに強い精神性は大事ですよね。
ただ、現実は、その精神性だけでは上手くいかないのではないでしょうか。
不敬かもしれませんが上記の歌詞を我々が解釈すべき姿にペン入れしてみました。
(毎回同じミスを繰り返すことなく様々な方法を試しながら)10000回ダメでヘトヘトになっても10001回目は何か変わるかもしれない。
(短期スパン長期スパンのPDCAサイクルを回し続ける過程で)負けないこと投げ出さないこと逃げ出さないこと信じぬくことダメになりそうな時それが一番大事
(PDCAを回し続けても上手くいかず思わず流してしまう場合に限って)涙の数だけ強くなれるよ アスファルトに咲く花のように 見るものすべてに怯えないで 明日はくるよ君のために
現在のネットワークビジネスにおいては、「毎回同じ方法で、決して反省することなく、同じ失敗を繰り返し続けている」ため、10001回目も失敗することが決まっています。
「テレアポ1日100件いけ」
「交流会に毎日参加して手当たり次第に勧誘せよ」
「お前は気持ちが甘いから成功できない」
こういうクズのようなアップラインばかりだからほとんどの人が成功できないし、業界全体として沈んでいるのでしょうね。
こういうクズを放置しているから会社としての評判や売り上げも下がるのです。
ネットワークビジネスの会社は、良い製品を作るよりまともな販売方法を教えるほうがよほど売上回復につながると思います。
3.「うちの会社は〇〇に上場しているから」成功できる?
勧誘者のクズぶりもとうとう最後まできました。
これは、ネットワークビジネス実施者が壊れたマリオネットのように連呼します。
「これは明白な事実だし、信じてもいいんじゃない?」
とあなたは言うかもしれません。
実際、大手のネットワークビジネスの会社はニューヨーク市場に上場してます。
ただ、一つ言えるのは、因果関係が逆です。
❌「上場してるから信頼できる」
⭕️「信頼されるために上場している」
が正解です。
ネットワークビジネス自体が評判が悪いですから、なんとかして上場しようとするわけです。
もう一度言いますが、上場してるから信頼できるはデタラメです。
一部上場のシャープを見なさい!
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4.終わりに
少し長くなりましたが、ネットワークビジネスクズの3本柱を書いていました。
- うちの製品はすごいから成功できる
- 強い気持ちがあればいつか成功できる
- うちの会社はーに上場しているから成功できる
と言われたら、ぶっ飛ばしてください。その人はクズです。
お読みいただきありがとうございました。
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