日本に来た当初は全く日本語が分からなかった!中国人留学生のバイト事情

近年日本における外国人留学生も増えてきており、アルバイト市場における主戦力となりつつあります。
今回は、そんな外国人留学生にスポットを当て、どのように働いているのかをご紹介していきたいと思います。
こちらは、名古屋市丸の内にあるてっぱん屋で働く愛知大学1年生の李君(仮名)。

■基本情報
てっぱん屋
住 所:愛知県名古屋市中区丸の内2-14-16
電話:052-221-5559
定休日:日曜日・祝日月曜日・年末年始

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▼語学学校に行きながら日本語を勉強した

今では愛知大学に通う李君ですが、日本に来たのは1年半ほど前。来日当初は全く日本語がわからなかったそうです。
李君は中国山東省の高校卒業後、日本の大学に行くため、2015年に来日。まずはこちらのてっぱん屋の近くにある日本語の語学学校に通い始めました。そして、語学学校に行きながら、ここてっぱん屋で、アルバイトを開始したそうです。
オーナーの野田さんによると、アルバイト開始当初の李君は全く日本語がわからず、仕事を教えるのに苦労したのだとか。それでも李君にアルバイトとして働いてもらったのは、素直そうだったことと、キッチンなら任せられると思ったからとのことでした。
今では李君の日本語も大分上達し、接客も任せるようになってきたとのことです。
李君は、当時の状況についてこう話します。
「日本に来た当初は全く言葉が分からなくて。分からなくてもとりあえず適当に『ハイ』などと返事していました。言葉が分からなくても、オーナーの野田さんが身振り手振りなどを交え、丁寧に教えてくれたことで続けてこれました。」

写真は野田オーナーと李君。
そして、李君はアルバイトをしながら1年間、語学学校に通い、愛知大学に合格したのだそうです。
▼アルバイトに励みながら大学に通う日々

現在李君は名古屋市内にある、月8万円のアパートに中国人留学生2人と一緒に住んでいます。1人当たり、月々の負担は2万円ちょっとになり、一人で住むより安くすみます。
「中国では学生同士で一緒に住むのは普通なことですし、3LDKの間取りなので個人で使える部屋もそれぞれにあって、3人で住むのは気になりません。」
こう話す李君は現在もてっぱん屋でアルバイトを続けています。将来は可能であれば、日本に残って働きたいのだとか。
「日本は街もキレイですし、食べ物もおいしいです。てっぱん屋で働いて少しお金も貯まってきたので、日本国内の旅行にももっと行きたいと思っています。京都と大阪、東京にはもう行きましたが、もっと違う場所にも行ってみたいです。」
てっぱん屋で働いてきたことについては、日本語の勉強にもなったし、日本で働くマナーなども教えてもらったとのこと。今通っている大学で勉強すること以外の時間で、アルバイトを通して学ぶことは少なくないようですね。
▼まとめ

・来日当初、ほとんど言葉が分からない状態だったが、語学学校に行きながらアルバイトをした
・アルバイトを通して、日本語以外にも働くマナーを勉強できた
・1年半アルバイトを続けた今では接客もするようになった
・語学学校に通った後、愛知大学に合格し、今でもアルバイトを継続している
全く言葉が分からなくても、外国に行ってみればなんとかなるんでしょうか?
李君の日本語は今ではかなり上手く、インタビューにもスラスラと答えてくれました。
今日もてっぱん屋でアルバイトに励む愛知大学1年生、李君のインタビューでした。
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