お気持ち表明 各党の反応
k10010627251_201608081941_201608081941.mp4
天皇陛下がお気持ちを表明されたことについて、各党の反応です。
自民党の二階幹事長は記者団に対し、「陛下があそこまで心情を吐露されたのだから、われわれ広く多くの国民が、真剣に陛下の言葉に寄り添うようなことを、考えていかなくてはならない。党としては、安倍総理大臣を中心に、総理大臣官邸がどのような判断をするかが一義的に重要だが、陛下は年齢や体力的なことにもお触れになったので、重く受け止めて、真剣な対応をしなければならないと思う」と述べました。
自民党
自民党の二階幹事長は記者団に対し、「陛下があそこまで心情を吐露されたのだから、われわれ広く多くの国民が、真剣に陛下の言葉に寄り添うようなことを、考えていかなくてはならない。党としては、安倍総理大臣を中心に、総理大臣官邸がどのような判断をするかが一義的に重要だが、陛下は年齢や体力的なことにもお触れになったので、重く受け止めて、真剣な対応をしなければならないと思う」と述べました。
民進党
民進党の岡田代表は長崎市で記者団に対し、「天皇陛下のお気持ちが示された以上、しっかりと応えていく必要がある。まずは、政府で、お気持ちを踏まえて、どうあるべきか、しっかりとした議論を進めていただきたいし、同時に国会でも静かな形で議論することが重要だ。わが党としての考え方も議論していかなければならず、そのための場も設けることになるのではないか。議論の範囲をあまり広げすぎると、時間がかかりすぎて、陛下のお気持ちの趣旨に添わなくなってしまうので、幅を広げずに議論したほうがいい」と述べました。
公明党
公明党の山口代表は福岡市で記者団に対し、「天皇陛下が、これまで象徴としてのお務めに尽くしてこられたことに対して、一国民として深く敬意を表するとともに、心から感謝を申し上げたい」と述べました。
共産党
共産党の志位委員長は記者会見で、「高齢によって、象徴としての責任を果たすことが難しくなるのではないかと案じられている、お気持ちは、よく理解できる。『生前退位』となれば、法的な措置が必要となるが、それは、国民的な議論も踏まえて、国会として、政治の責任においてなされるべきだ。皇室典範の改正や特別立法など、いくつかやり方があり、今後、よく検討していけばよいのではないか」と述べました。
おおさか維新の会
おおさか維新の会の松井代表は、「天皇陛下のお言葉とそのお気持ちを重く受け止めております。広範な国民の声を踏まえつつ、ご高齢になられた陛下のご公務の在り方、皇室制度の在り方を、われわれも陛下のお心に添うように相談してまいります」とするコメントを発表しました。
生活の党
生活の党の小沢代表は、「このたびの陛下の『お気持ち』の表明については、わが党として、これまでの陛下のご労苦などを踏まえ、大変重く厳粛に受け止めたい。具体的な内容については、『天皇の地位』に関する問題なので、政治的な立場にあるものが軽々にコメントするべき性質の問題ではないと認識している」とするコメントを発表しました。
社民党
社民党の又市幹事長は、「象徴といえども、1人の人間として人権やその思いは尊重されるべきであり、公務の負担の在り方や国事行為の臨時代行、摂政を含めて議論し、必要があれば皇室典範を改正するなどの対応を行うべきだ。一方、天皇の地位については、国民世論を踏まえて対応すべきであり、思いを真摯(しんし)に受け止めつつ、当面、国民的な議論の行方を冷静に見守りたい」とする談話を発表しました。
日本のこころを大切にする党
日本のこころを大切にする党の中山代表は、「天皇陛下が国民に向けて直接、お気持ちを表明されたことを重く受け止める。天皇陛下が、全身全霊をもってお務めを果たしていくことが難しくなるのではないかと案じられていることを真摯(しんし)に受け止め、国会は、ご公務の在り方を含め、真剣に議論を重ねていくべきだ」などとした談話を発表しました。