エルサレム=渡辺丘
2016年8月6日19時25分
内戦が続くシリアの避難民で、ヨルダンの国境検問所周辺に足止めされている人が、約7万5千人にふくれあがっている。国連児童基金(ユニセフ)など国連4機関は4日、1カ月分の食料や緊急支援物資を届けたと発表した。
ユニセフ関係者などによると、国境付近では昨年末ごろから1万人以上のシリア人が足止めされていた。ヨルダン当局は、過激派組織「イスラム国」(IS)などの戦闘員が難民に紛れて入り込むことを警戒。6月21日に国境地帯の検問所で自動車が爆発し、国境警備の兵士ら7人が死亡した事件の後、国境を事実上封鎖したという。
事件後、国連などの支援物資も最低限の水以外は届けられなくなり、避難民は気温50度に達する砂漠地帯で仮設テントでの生活を余儀なくされていた。
ヨルダンは約65万人のシリア難民を受け入れている。アブドラ国王は2月、英BBCで「国民感情は沸点に達している。遅かれ早かれダムは決壊する」と述べ、国際社会の支援強化を求めていた。(エルサレム=渡辺丘)
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朝日新聞国際報道部
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