“食品保存用の密封袋” 流された中学生救う

“食品保存用の密封袋” 流された中学生救う
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1日、沖縄県石垣島の海岸で釣りをしていた中学生2人が岸からおよそ400メートル流されましたが、携帯電話で家族に連絡し、無事救助されました。中学生は携帯電話を食品保存用の密封できる袋に入れていたため、電話で助けを呼ぶことができたということで、海上保安本部は、万が一に備え連絡手段を確保しておく対策を呼びかけています。
1日午後5時ごろ、沖縄県石垣島の岩礁で釣りをしていた中学2年の男子生徒2人が、岸からおよそ400メートル離れた別の岩礁まで流されました。
中学生は持っていた携帯電話で助けてほしいと父親に連絡し、およそ5時間後、海上保安本部のヘリコプターや父親の漁船に救助されました。
石垣海上保安部によりますと、2人のうち1人が、携帯電話を食品保存用の密封できる透明の袋に入れたうえ、かばんにしまっていたため、流されたあとも電話で助けを呼ぶことができたということです。
2人はすり傷などはあるものの、命に別状はないということです。
沖縄の第11管区海上保安本部の辻井道伸救難課長は「ライフジャケットを常に着用するとともに、事故に遭ったときに備え、市販の防水用の袋に携帯電話を入れ、連絡手段を確保しておいてほしい」と話しています。