はてなが同性パートナーや事実婚を配偶者認定へ
はてな(株)は2016年8月1日のプレスリリースで同性のパートナーや事実婚のパートナーに対しても「配偶者として定義する」と社内規定を変更する事を発表しました
詳細は以下の通り
2016-08-01
社内規定を改定し同性パートナーや事実婚へ対応
- ダイバーシティ施策の一環として社内規定における配偶者の定義を変更
- 株式会社はてな(代表取締役社長:栗栖義臣/本社所在地:京都市中京区)は、従業員の多様な価値観や個性に対応するダイバーシティ施策の一環として、本日8月1日より就業規則等の社内規定における「配偶者」の定義を同性や事実婚のパートナーを含むものに変更しました。これにより「結婚(法律上の婚姻)」を対象とする福利厚生制度の適用範囲も拡大されます。
ダイバーシティーマネージメントとは
実はダイバーシティ施策という言葉を見た時、自分としてははじめてこの言葉を目にしたんですよね
そこでちょっと気になったので調べてみました
グローバルな人材を採用する場合や中途の人材採用により社内の人材がより多様性を持つ場合には生きて来た経緯やキャリア、または人種や言語、価値観などがそれぞれに違います
日本の企業ってトップダウンで基本的には出る杭は打たれる的な部分があると思うのですが、ダイバーシティーマネージメントというのは、この多様性をより尊重し生かしていこうという動きなのだそうです
家電製品を開発する企業やウォークマンを発表したソニーがその後ipodに取って変わられたのが良い例だと思うのですが、これまでの成功体験に基づいて出来るだけ失敗の確立の少ない商品の開発を行うというのは確率論で言えば安全ではあるのですがすでに安全に舵を切っていては世の中の流れに付いて行けない時代になっているんですよね
新しいアイディアを持って下から突き上げる人材の意見を取り入れる事なく先人達の成功体験の軌跡を追っただけのビジネスはことごとく失敗を重ねて来ました
ユーザーの進化の早さに企業が付いて行けなかったというよりも、その変化に気付く若者達、もしくは会社の大多数が持っていない考え方を持っている人の意見を安易に流してしまった為と言えるのかもしれません
Divercityは多様性と訳されます
ですが、本来はDivercity & Inclusionという意味を包括しているそうです
「多様性を受容する事」を意味しているのですが
その考え方は
ひとりひとりの違う価値観を尊重する事でそれぞれの能力を引き出し合う事
また多様な人材がいる事で生まれる意見の対立や緊張が自然と生まれて行く
その多様性に富んだ人材による刺激が組織としても持続的な成長を促すという風な考え方が海外ではある様です
実際に経営者や管理職の評価基準のひとつとして採用している企業もあり、ヘルスケア部門で有名な企業P&Gでは経営層の評価基準の10%をこのダイバーシティ施策に対する評価で行っています
実際に多様な人材を管理をするというのは困難な部分もあるでしょう
ですが人が変化する時には辛い場面がある様に
企業も多様性のある人材を受け入れる事で意見をぶつけ合い、より多くの先進的なアイディア、より多くのビジネスチャンスが広がるのかもしれません
今回のはてなのプレスリリースで発表した「配偶者」の規定に関してはダイバーシティー施策の一部と考えられますが、対外的に見た上でもこれまで以上により新しいチャレンジをしていく意思表示になっていると言えるのかもしれませんね
はてなの今後にはてなブログのユーザーとしては期待して行きたい所です!
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