日本国内には、800万人を越える営業職(販売従事者)の人材がいるそうです。
また、日本では理系よりも文系出身者の給料の方が高く、平均年収で40万円もの差があるというデータがあります。
出典:RIETI - 理系出身者と文系出身者の年収比較-JHPSデータに基づく分析結果-
それは文系出身者には営業職に就く方が多く、日本においては営業職の給料が高いことが要因のひとつとされています。
私自身も営業職の経験が長く、営業職といえば『物の価値を上げる職業』だと思っています。
商品、人、サービスはもちろん。メーカーやブランド、ひいては会社そのものの価値を上げることに一番寄与する職種ではないでしょうか。
そんな営業マンに求められることは「影響力」と「説得力」です。
それを身につけることは大変なことですが、今回はその「説得力」に一役買う存在である、身の回りの文房具に焦点を当てて紹介していきます。
ボールペン
営業職で一番活躍の機会が多い文房具といえば、ボールペンです。
ボールペンの替芯を利用できるようになれば、その頃には上司に買われる存在になっていると言われるほど、営業マンとしての資質とセンスを見られている物でもあります。
入門編として、2種類のボールペンを持つことをお勧めします。
一つは手帳への書き込みなどの自分メイン用、もう一つは顧客メイン用です。
①自分用:三菱鉛筆 ジェットストリーム0.5mm 4色+シャープペン
三菱鉛筆 多機能ペン ジェットストリーム 4&1 ブラック MSXE510005.24
- 出版社/メーカー: 三菱鉛筆
- メディア: オフィス用品
- 購入: 4人 クリック: 56回
- この商品を含むブログを見る
手帳に書き込むことも出来る多色ボールペンです。この類のボールペンの中では安っぽさがなく、カラーも綺麗かつ豊富で普段使いに向いています。
何よりもジェットストリームの書き始めでも詰まらない滑らかな書き心地は、一度味わうと他の種類を使うのをためらうほどです。ちなみに芯も替えることができます。
②顧客用:パイロット 油性ボールペン グランセ 0.7mm油性ボールペン
顧客用のボールペンとしてのポイントは、高級感や清潔感があり、高級過ぎないことです。また、契約書などに記入する際に利用して貰うことがある職種では、油性0.7mmの日本製の替芯を利用しましょう。
目詰りがなく、書き心地もよく、細すぎないのが顧客に利用してもらう場面では重要です。油性ボールペン替芯BRFN-30がこのボールペン用の替芯です。
こちらもカラーバリエーションが豊富なシリーズなので、自分の好みに合ったものを選んで購入しましょう。自分が気に入ることもボールペンを長く利用する条件の一つです。
手帳
手帳は自分に合う物を選び、使いこなすまでに時間の掛かるアイテムです。
もし、購入するのに自分が気負ってしまうような価格帯の物を利用しているのであれば、間違いなく買い替えることをお勧めします。
気負って使っていては手帳本来の役割である「書き込む」動作が遅くなります。
まずは通常の価格帯の手帳を使いこなしてからでも、カスタマイズできるような手帳を購入するのは遅くありません。
③能率 NOLTY 手帳 ウィークリー エクリA5-1 【週間レフト+月間カレンダー】
能率 NOLTY 手帳 2016 4月始まり ウィークリー エクリA5-1 ブラック 9671
- 出版社/メーカー: 日本能率協会
- 発売日: 2016/02/01
- メディア: オフィス用品
- この商品を含むブログを見る
私がお勧めする手帳はこれです。
- サイズは充分な書き込み量が確保できて携帯性にも優れたA5サイズ。
- 書き込みスペースが広く、打ち合わせなどに便利な週間レフト+月間カレンダー。
- キャメルやインディゴブルーなど、安っぽさのないオシャレなデザイン。
これがお勧めする理由です。価格も値ごろで気兼ねなく利用できるのも良いですね。
ちなみに手帳を活用するのが苦手な方は、朝の始業前や朝礼時に自身の時間割とその日のToDoリストを週間部分に書き込むことから始めてみてください。
これを習慣化すると、時間管理が得意になります。
ノート
手帳があればノートを持たない人も多いと思いますが、私の場合は手帳とノートで役割を分けています。
手帳=スケジュール管理、商談用
ノート=アイデア管理、会議議事録用
といった具合です。手帳に書ききれないことや、書きながらまとめていくようなことはノートを活用しています。
④モレスキン ノート クラシック ハード 方眼 ラージ QP061
ピカソやゴッホ、ヘミングウェイも愛用していたという、長い歴史をもつMoleskine。
価格が高く思えるかもしれませんが、ハードカバータイプのノートは相場が高く、他のノートを試しても、結局モレスキンに戻ってしまいます。
ページ数も240Pあり、一般的な大学ノートが30枚前後なのでおよそ8倍です。
頻度にもよりますが、大体2年くらいは使えると思います。
端まである方眼タイプで書き込むスペースが広く、フリーハンドで図を書いたり、スペースを区切って利用したりと利便性と自由度も高いですね。
このノートは使い倒していると、その人の思考がそのままノートに書き込まれているような個性を放つ面白いノートです。
モバイル派の方も増えましたが、TPOを選ばず機動性と瞬発力のある組み合わせは、やはり紙とペンだと思っています。
電卓
営業たる者、急な会議でも忘れず持っていかなければならない物が電卓です。
スマホの電卓という手もありますが、ちゃんとした電卓を使いこなせる人からみれば、スマホのフリック入力とパソコンのブラインドタッチほどの差があります。
また、明確に仕事道具としてデスクに出せる電卓とスマホの電卓とでは、人に与える心象も変わります。
営業マンには説得力が必要です。仕事道具として必ず1つは電卓を持つようにしましょう。
⑤シャープ 実務電卓 ナイスサイズタイプ 12桁 EL-N862X
シャープ 実務電卓 ナイスサイズタイプ 12桁 EL-N862X
- 出版社/メーカー: シャープ
- 発売日: 2005/12/13
- メディア: オフィス用品
- 購入: 2人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
私が電卓に求める条件は
- 12桁タイプ
- 視認性に優れた液晶
- ミスしにくく押しやすいボタン
- 訂正ボタンがある
- Cが数字の隣にない
の5つです。
加えてこの電卓には「入力チェック」ボタンがついていて、解を求めた後に入力した数式を確認することができます。
途中の入力値に誤りがあった時に、一部分だけ訂正することが出来るという優れもので、ボタンも押しやすい上に静かで使いやすいです。
まとめ
文房具は、営業にとってスーツやネクタイと同じように大事な物です。
加えて文房具には機能面でも差があるため、持っているかどうかで能力に差がでることになります。
自分に合ったアイテムを見つけるまでは時間が掛かるものですが、今回紹介した5種類の文房具が、少しでも選択の参考となれば幸いです。
最後までお読みいただき有難うございました。