会社行くのやめたら暇になるかと思ったのに、全然そんなことない。
今日はこれやるぞーって決めたものの、それすらうまく消化できてないってことが多くて、結局むかし同様、朝早く起きなくちゃしたいことはできないのに最近気がつきました。
ずっと前にアニメのオススメ15作を挙げていたのですが、ちょっと修正して再投稿することにしました。
好きなアニメはちょくちょく変わっていくのですが、個人的には二十歳前後に見たアニメっていうのは結構影響を受けていて、そういうところをリストアップしています。
というわけで早速はじめたいと思います。
シリーズものは原則第1期を紹介します。ものによっては1期と2期で制作会社が違う!とかそういうのもありますが、それはその都度ことわりをいれます。
第15位 School Days
ぼくが学部3回生のときにリアルタイムでやってた、いわゆる誠氏ねだけれども、いやこのとき本当にまわりですごい話題になってて、全力でバッドエンドを目指して突き進んでいるのが逆に気持ちがよかった。そんななか、京都市で起こった殺人事件のため、最終話がまさかの放送中止。Nice boat.でした。その後ネットで公開された最終話は、原作のゲームをこえた残虐なラストはとりあえず見といたほうがいいかもしれない。原作ゲームを当時彼女だった嫁氏に見守られながら一晩中プレイするなど、思い出の詰まった作品。
第14位 CLANNAD
麻枝准×京アニの名作。麻枝作品は、パラレルワールドがいりくんだ世界観が最大の特徴に思える。それが原作がノベルゲームだからそうなったのか、それとも彼が本来的に持っている世界観が、ノベルゲームという形式によって洗練されたのか。ただ、本作やリトルバスターズ!では、数多のパラレルワールドを統合した世界(=真エンディング)へ、ひとつなぎの物語にまとめあげようという意思が感じられる。ただ、それを最も巧みにやった、と思われる作品は、このランキングの上位で登場します。
本作の見どころはなんといっても岡崎(中村悠一)と春原(阪口大助)のカラミ。それと便座カバー。
第13位 巌窟王
ペールのモンテ・クリスト伯が原作らしい。じつはこの小説、恥ずかしながら読んでいないのだけど、アニメ「巌窟王」は原作にSF設定を盛り込んだり、原作ではわき役だったアルベールを主人公にしたりと、けっこうちがうらしい。見どころは、何といっても(いろんな意味で)目もくらむような作画と、物語の密度の濃さ。ひとつの世界を作り上げることへの尋常じゃないこだわりにただただ圧倒される。
第12位 日常
原作のシュールさ、ぶっとび具合を京アニが見事に活かした(非?)日常系ギャグアニメ。はかせ、なの、坂本のところがめちゃくちゃ好き。見てて落ち着く。何回もdアニメストアでついつい見ちゃう。
第11位 物語シリーズ
西尾維新×シャフト。小説のようなアニメで、「読まされる」といった感覚に陥る。ディジタル(離散的の意味で)で幾何学的な背景、鋭いカット割りを特徴とするシャフトは、原作小説の良さを120%引き出せている気がする。シャフトの技法が西尾維新のためにあったんじゃないかとおもえるくらい、原作との親和性がいい、というより、アニメ化によって物語シリーズは作品としての完成を迎えたんじゃないか、とか真剣におもう。行間があるアニメ。
第10位 マクロスF
またしても学部3回生時代の思い出。マクロスシリーズはぜんぶ見れてなくて、そのくせランキングに登場させてしまったのが恥ずかしい。けれども、このアニメのおかげで、学生時代のカラオケはホントに楽しかったなぁ。うちの結婚式の入場曲は星間飛行でした。なんといっても音楽がいい。ストーリーはあんまり好きじゃないけど、音楽がとにかくよかった。
第9位 男子高校生の日常
ほんとうにくだらないアニメだけど、それがいい。
日常系アニメ(マンガ)=女子高生
の方程式を破ってくれたのだけでもうれしい。主人公が全然主人公じゃない、っていうかあいつ主人公だったっけ?あー名前すら憶えてない。
第8位 フルメタル・パニック? ふもっふ
1期でもなくセカンドレイドでもなく、ふもっふ。ぼくはギャグが好きです。
テンポがよく、キャラ立ちもきちんとしていて、フルメタはじめてっていうひとはこれから見たらいいんじゃないか。
第7位 らき☆すた
京アニの日常系ギャグが多すぎるとじぶんでもおもうけれど、らき☆すたは外せない。これも例によって学部3回生のときの思い出補正が超かかっているけれど。だいぶ前に鷲宮神社にいったことがあるのですが、あの界隈の散髪屋さんでは「白石みのるカット」とかやってるみたいです。やっとけばよかった。
第6位 Serial Experiments Lain
サイバーパンク系SFアニメ。98年の作品で、いま見たら、現代の科学技術のレベル、特にデザイン系ってすごいなっておもう。情報としてのわたし、肉体をもつわたし、などこのテの小説ないしアニメにはよくあるといえばよくあるモチーフだけれども、なんだか、「わたしの存在」の問題がホラーとしてあらわれているみたいで、そこがおもしろい。
第5位 セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん
ボスケテでおなじみの、原作はうすた京介の出世作。ぼくが中学2年生くらいのときに深夜に放送されていて、毎週ビデオにとって、日曜の朝に見ていた。ナレーションが鈴木史郎だったのが、いまもむかしもちょっとした感動。
第4位 魔法少女まどか☆マギカ
まーどこかで入るだろう、と思っていたひとも多いかもしれない。ここ数年で一番の話題作なんじゃないかな。ぼくがまどマギをすばらしいとおもうのは、実は先にCLANNADのところで言及した、パラレルワールドの統一、ということを、12話完結のアニメで見事にやってしまった、という点に尽きる。
第3位 Kanon
もちろん、京アニリメイク版。物語の構造的なことを考えるとAirの方が批評性が高いけれども、好き嫌いだけでアニメを見ると、麻枝作品ではKanonがいちばん。ひとがじんわり好きになれる。
第2位 人造昆虫カブトボーグV×V
日本アニメ界が誇る大問題作。
販促ホビーアニメでテレビ東京系列で放送予定だったらしいのだけど、アニメ放送が決定後、カブトボーグの生産が打ち切りになってしまい、わるい大人が好き勝手に脚本を書いてしまい、地上波を拒否されBS放送になった、という噂を聞いたことがある。毎回最終回、一話で収まりきらなかったら予告のときにナレーションが回収、主人公の発想が鬼畜……など、いろんな意味での「反則」アニメ。ポストモダンの向こう側を見せてくれた。
第1位 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
サイバーパンク系SFアニメの傑作中の傑作。なかでもぼくが好きなのは「笑い男事件」をメインプロットに据えた、SACだ。Stand Alone ――自立した存在としてあろうとする人間、現実に起こってしまった事件、記憶、身体的な認知。そういったものは外界の影響(あるいは改ざん)をうけながらもそれ自身としてあり続けられるのか。サイボーグ化により拡張された認知が、アイデンティティの深いところへと人間が問いを投げることを可能にした。また、タチコマのラストシーンとか超泣ける。
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