諸々の手配は思っていたよりもそんなに大変ではなかったので、割とさくっと。山小屋に電話して予約し、新宿 - 富士山五合目の往復バスをネットで予約、これだけ。あとは装備を整えて、ネットで情報収集。ツアーに参加せずとも一人でなんとかなりそうな気がしたので、単独で挑んでみることにしました。
事故による渋滞が途中であったので、15分遅れで富士スバルライン五合目に到着。あたり一面真っ白。まずは休憩所にいってトイレをすませたり雨具を着用したりして準備を整える。
高所に体をならすため、1時間ほどぶらぶらして時間をつぶします。
富士山保全協力金1000円を払うと、木札がもらえます。これをザックにつけて準備完了。
しばらくは広い道で平坦なので、登山感はゼロ。五合目に観光にきた軽装の人たちがちらほら。
ここから坂道になってきてやや登山っぽくなる。雨具の中がすっごく蒸しててつらい。
六合目。かなりガスってる。上も下もほとんど何も見えず、ただただ白い。
と思ったら突然上の方の山小屋が見えたー!こういう景色待ってた!!
ってな感じで、ころころ景色がかわります。シャッターチャンスは一瞬である…
この先はしばらく岩場が続きます。写真で見た時は辛そうだなーと思っていたんですが、いざ登ってみると意外と楽しい。どのルートで登れば楽ちんか、この岩なら手で掴めそう、とか色々考えながら進みます。息があがらないように、ゆっくりゆっくりと。平日で人が少なかったので、後ろがつまってないかーとかあまり気にせず、マイペースで登れたのがよかったです。
天候があまりよくなかったですが、少しだけでも雲海が見られてよかったなーと。
岩場をもりもり登っていたら、いつのまにか宿泊する山小屋「太子館」に到着。頭痛はするものの体力的には全然余裕で、もっと上の山小屋まで行けたんじゃないかって感じが。
上下二段になっていて、わたしは下の段に。二番目の到着だったので、奥から2番目。
一人で寝袋2つ分のスペースが与えられました。平日で人が少ないと1人あたりのスペースが広くなるっぽい。
お手洗いは外に。宿泊者は初回に200円払えば使い放題。
他の山小屋のトイレを使用してないので比較はできないんですが、太子館のトイレは想像以上にきれいでした。トイレの建物の外にはトイレ臭が漂っていたのですが、個室内は臭くもないんです。トイレットペーパーもちゃんとあるし、生理用品まで完備されてました。なんて至れり尽くせりな。
16時すぎ、夕御飯の支度ができたとのこと。
あたたかいカレーと、
あたたかくはない鯖の味噌煮とウィンナーと福神漬と山菜と、おやつ。そんなに量はないんですが、食べ終わってみると満腹に。
ご飯を食べ終わって、歯磨きをして、あとはもう寝るだけ。山頂で御来光を見る人たちはもう寝る準備を初めてましたが、わたしは山小屋の外で御来光を見る予定だったのでまだ寝るには早過ぎる。時間を持て余しすぎてぼーっとするしかない。
星空でも撮影しようかな!と19時過ぎに外に出てみたら、空が完全に覆われていて全く見えず…なんてこった。寒すぎたのもあって、早々に諦めて19時半ぐらいには寝袋に入りました。
がしかし、まったく睡魔がこない。意識がなくならない。眠れない。寒い。
隣の男性のいびきが気にならないわけではないが、いびきが聞こえなくなってもまったく眠れない。頭は若干痛いものの、疲労感を感じていない。
このパターン、波照間島でほとんど一睡もできずに朝をむかえたパターンによく似ていて嫌な予感しかしないな…と思いながら夜が更けていきます。
つづく
この日のコースタイム
五合目 10:23
↓
44分
↓
六合目 11:07
↓
77分
↓
七合目 12:24
↓
117分
↓
八合目 14:21