今の会社に中途入社して早いもので1年半が経とうとしている。
今の会社は次が決まり次第辞める予定なので幾分か気は楽だが腑に落ちない所が多々ある。
その1つがうちの会社にはお昼休憩がないのだ。
10時始業の19時が定時になる訳だが、実質9時間ぶっ通しで働いている。
お昼はパソコンの前でカチカチしながらおにぎりをつまむ程度で、お昼ご飯を食べられない事もザラにある。
しかし雇用書には休憩時間1時間含むとしっかり明記してある。
そして極めつけは残業代は出ない。一日仕事するとそれなりに処理がたまるのだが、それをその日中に終わらすと2〜3時間経っている。
月に換算すると30時間〜50時間程だ。
ボランティアではない
常々思っている事だが、僕はボランティアをしている訳ではない。
あくまで生活費を稼ぐ為に働いている。
お昼休憩もない、残業代も出さないにも関わらず失敗した時はこれでもかと詰めてくる会社のやり方にうんざりどころか絶望している。
同じレベルの責任を求めるのであれば、それ相応の対価を用意すべきだ。それがない条件で誰が喜んで働くのであろうか。
会社を良くしようなんて本気で思ってるのは、会社設立の初期メンバーか、洗脳され切った社畜くらいだろう。
みんなのモチベーションを上げるにはせめて成果を上げた時はインセンティブなりつけるべきだと思う。
お金という対価ではなく、「おめでとう」「すごいね」と言葉で済ます性根がまさに洗脳されているのだ。
お昼休憩はどこへいったんだ
なぜお昼休憩がないのか不思議でならない。
一日中、お昼もまともに取らずに集中力を切らさず効率的な仕事が出来るのだろうか。
そもそも人間の集中力が維持される時間なんてたかが知れてる。
そんな中、個人に降りかかる責任が重い職場でお昼休憩は返上して働き、残業も月50時間程、タダ働きしている社員に対してどこまで求めるのだ。
雇用詐欺について
今でもたまにネットニュースなどで目にするが、ハローワークや一般の求人の中にも詐欺まがいの記述をしている会社で溢れている。
そこに記載されている条件とマッチングしたから面接を経て入社している訳でボランティアをしに入社した訳ではない。
入社するまで裏の部分を隠され、入社してみたら「なんだこれ」となるのは当たり前ではないか。嘘を書いているのだから。
そうなる事がわかっているにも関わらず実態とは真逆の内容で求人をかけるのは詐欺以外の何でもない。
人間のパワー
つくづく人間ていうのは良く出来ていると感心する。
どんなに理不尽だと感じていてもある程度の期間が経つとその環境に順応してしまうのだ。
勿論頭の中では「理不尽」「矛盾している」などと葛藤は繰り広げられているが、日々社畜生活を送っていると身体が慣れてくる。
そのまま身体を壊さず、自分の中で腑に落ちたのであれば社畜として頑張っていけばいいだろう。
しかし「身体」と「心」が何時までも嚙み合わなければそれは「鬱」という恐怖の病となって降りかかる。
人間の順応力にも限界はある。順応力の幅も人それぞれだ。
自分のパワーの限界値を知っておく必要はとても大事で自分を過信しない事もあなたの身を守る防衛になる。それでリタイアしていった仲間もたくさん見てきた。
結論
結局どこの会社に入社した所で理不尽な事は山程ある。その中でどこまでが自分の妥協できるボーダーなのかというのを見極めなければならない。
結婚していたり、子供が居たりすると「ボランティアしたくないから仕事やめるわ」とは簡単に言えなくなる。責任があるからだ。
良い案件と思って転職したものの条件が全く違っていても我慢して働かないといけないケースがほとんどだろう。
そういった心理を上手くついた就職詐欺している会社は全部潰れてしまえと心底思う。
世のガチガチのブラック企業と呼ばれる会社で働いてる人からすると今の僕の環境は甘えと思うかもしれないが、甘いと思う時点で洗脳され始めてると気付くべきだ。
休憩時間込みの労働9時間なのに休憩なし
残業代は出ないがノー残業で帰るのは不可能
僕はこれが普通とはとても思えないし、これ以上付き合う気もない。
新しい職場に移った所で改善される保証もないが、自分が動かなければ一生今の会社で社畜として生きていく事になる。
そんなのは絶対いやだし、生きてる意味が見出せなくなりそうで怖い。
家族のため、子供のためとブラック企業に酷使され続ける理由も見当たらない。
お昼もゆっくり食べる事ができ、残業も程々くらいが丁度いい。
洗脳されかけてたが、むしろこれが普通の姿だ。
極まってくると休みも返上して働かされる。
毎日まともな休憩もとれず会社のためにひたすらタダ働きし、休みすらまともにとれなくなったら危険信号だ。
家族からただただお金を家に運んできてくれる存在と思われない様に気を付けていきたい。