祇園祭前に熊本特産品販売で被災地支援

祇園祭前に熊本特産品販売で被災地支援
京都の祇園祭の山鉾巡行(やまほこ)が行われるのを前に、山の一つ、「山伏山」の保存会が、熊本地震の被災地を支援しようと特産品を販売しています。
山伏山の保存会は、熊本地震の被災地を支援しようと、建てられた山の近くにテントを設け、地震で倒壊した阿蘇神社にちなんだサイダーや熊本ラーメンを販売しています。
14日は人気キャラクターの「くまモン」も駆けつけ、集まった人たちに特産品を紹介しました。
売り上げの一部は被害を受けた自治体や神社に寄付されるということです。
販売のため熊本県宇土市から訪れた杉田幸二郎さんは、「祇園祭でこのような機会をいただき、ありがたく思います。頑張っている熊本を多くの人にアピールできればうれしい」と話していました。
山伏山保存会の藤本佳裕理事は、「震災の風化が何よりも怖いと思います。熊本地震の被害をひと事ではないと改めて感じてほしい」と話していました。
熊本の特産品の販売は、前祭の山鉾巡行の前日の16日まで行われます。