FRB前議長 財政政策と協調し金融政策行うべき
安倍総理大臣は、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会のバーナンキ前議長と会談し、アベノミクスによってデフレからの脱却を目指す考えを伝えたのに対し、バーナンキ氏は、財政政策と協調して金融政策を行うべきで、日銀には金融を緩和する手段はさらにあるという考えを示しました。
この中で、安倍総理大臣は「われわれは今、デフレ脱却に向けて道半ばの状況であり、英国のEU=ヨーロッパ連合からの離脱の決定という一つのショックがあったなか、金融政策あるいは積極的な財政政策や成長戦略、この三本の矢でもって完全に脱出したい」と述べました。これに対し、バーナンキ氏は「安倍総理大臣のリーダーシップの下、日本の経済が進捗(しんちょく)を見せている。デフレから完全に脱却し、健全な経済が本格的に戻ってくることを期待している」と述べました。
これに関連して、菅官房長官は午後の記者会見で、「バーナンキ前議長からは『財政政策で名目GDPを上げるとともに、それと協調して金融政策はやるべきで、日本銀行には金融を緩和するための手段はまだいろいろ存在する』という指摘があった」と述べました。
これに関連して、菅官房長官は午後の記者会見で、「バーナンキ前議長からは『財政政策で名目GDPを上げるとともに、それと協調して金融政策はやるべきで、日本銀行には金融を緩和するための手段はまだいろいろ存在する』という指摘があった」と述べました。