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JR常磐線が運転再開 原発避難解除の南相馬
東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が一部を残し解除された福島県南相馬市で12日、JR東日本が東日本大震災後、運転を見合わせていたJR常磐線原ノ町-小高間の運転を再開した。
同市は、解除区域の復興を願う式典を小高駅前で開き、桜井勝延市長や、政府の原子力災害現地対策本部の本部長、高木陽介経済産業副大臣らが出席。
南相馬市では12日午前0時、3種類ある避難区域のうち居住制限区域と避難指示解除準備区域が解除された。対象の人口は今月1日現在、3487世帯1万807人で、2014年4月以降の解除で最多。事故前に1世帯2人が住んでいた帰還困難区域は引き続き残る。