黒柳徹子「永いこといいお友達でいてくださって、ありがとう」永六輔さんの死悼む

2016年7月11日15時18分  スポーツ報知
  • 永六輔さんを悼む黒柳徹子

 女優の黒柳徹子(82)が11日、放送作家でタレントの永六輔さんの訃報を受けて、コメントを発表した。

 以下は全文

 永六輔さんとは、六〇年以上のお友達になります。

 その間、一回もケンカをしたことありません。

 「午後のおしゃべり」、「夢であいましょう」で、はじめて会いました。

 「上を向いて歩こう」、「こんにちは赤ちゃん」など、八大さんと作った名曲の頃、毎日、渥美清さん、坂本九ちゃん、演出の末盛(スエモリ)さんとみんなで集まって、面白いことを話しあっては、笑っていました。

 永さんが、八大さんと世界中の日本人学校を訪問してるときは、一行ですべてがわかる絵葉書をくださいました。日本の中を旅したのは、自分で見たり聞いたりしたことを、全国まわって、ラジオで伝えたかったからです。テレビより、最後までラジオが好きでした。六月二十七日、足かけ四十年以上続いた永さんのラジオ番組が終わりました。私も終わりのほうにかけつけて、「永さん!ごくろうさまでした!」と叫びました。私がよびかけると、目を開けて笑ったりしていたそうです。奥さんの昌子さんが亡くなって十四年半、よく一人で頑張りました。旅の名人でも、毎日旅先から何度も昌子さんに電話をしていましたから。一人になって、私と結婚の話も出ましたが、主に、永さんからですが、お互い昌子さんのようにはいかないと、わかっていました。「ゆめ風基金」という障害をもった方達へのボランティアにも、すごく力を入れていました。お葬式は、実家の浅草のお寺です。

 亡くなる三日前と四日前にお見舞いにいきました。話しはできなかったけど、私が「永さん!」というと、必ず、目を開けて私を見て、声を出して笑いました。

 このごろ、お友達が亡くなって、本当に、最後の一撃のような、永さんの死です。

 でも、生きてるもののつとめとして、当分、仕事、つづけます。永さん、永いこといいお友達でいてくださって、ありがとう。アフリカなんかで「上を向いて歩こう」と聞くと、きっと、空を向いて涙がこぼれないようにすると思う。昌子さんによろしく。

黒柳徹子

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