相変わらず、ブラック企業の話題は尽きませんね。
転職を経てブラック・ホワイト企業の両者を経験した人のブログも多くなってきました。
さて、僕は以前、業界上位の大手メーカーに勤めていました。
ただし…
にも書いているように、深夜残業、サビ残は当たり前、人間関係はギスギス…
終電で家に帰り、コンビニ飯を食って風呂に入り、
と空中を見つめて無言で呟いた後に寝る毎日でした(ただし不眠症)。
なんとか転職活動をクリアし、今はメーカーの商品開発職をしつつ、採用担当や生産管理にも携わるようになりました。マターリと働いています。
ぶっちゃけ、今の会社はホワイト企業なんですよね。
『みるおかくん今月忙しい?』
— みるおか@レコメンタンク (@miru_oka87) 2016年7月10日
『(ヒッ…!)まぁ、普通…です…』
『みるおかくんさぁ…有給取得率低くて人事から注意きてるんだよね…』
『!!』
『どうせ来年消えるし、今月どっか休まない?』
『い い よ ♡』
ってくらいには弊社ホワイト。
休出は多めですが、代休は普通に取れますし、実験が溜まってなければ定時過ぎに帰れます。人間関係も良い感じです。仕事内容自体は元々自分のやりたかった職種なので満足ですね。
給料は若干下がりましたが、しばらくして役職が上がったのでまぁ前職とトントンくらいにはなりました(ボーナスは減った…)。
あと罵倒されないし、スマホに仕事のダメ出しメールが来ることもありません。
エクセルで作業している横にストップウォッチを置かれることも無いですし、21時過ぎに『時間あるなら今日中に(サビ残で)もう1つ書類作って』と言われることもありません。
素敵だ…!
今はいい感じで働けていますが、全く違う環境に来たことで、最初は戸惑いの連続でした。
今日は、ブラック企業からホワイト企業に転職して僕が感じた変化を記事にしてみようと思います。
【目次】
多少のディスりに動じなくなった
ホワイトな職場と言っても、全員が菩薩のように優しいわけではありません。
中には嫌味を言ってくる人もいます。
先輩『みるおかくん、この書類ココ間違ってる。前の会社ではこういうこと教えてくれなかったのかな?』
ぼく『申し訳ありません!すぐ直しまーす!』
…
……
同僚『みるおかくん、気にしなくて良いからね…あぁいう人だから…』
ぼく『え、なにが?』
この上司はどうやら嫌味で有名、あまり好かれていない人のようです。
僕は普通に指摘されただけだと感じたのですが…
だって、彼は、
『お前この計算違うんじゃねぇか?お前本当に●●大出てるんだよな?お勉強得意なんだろ?それすら間違えてちょっとレベル低すぎるな〜〜(中略)〜〜だいたいお前仕事に臨む姿勢がなってないよな。そんな奴に価値はねえよ。気をつけろ。チッ…クソが』
みたいな説教を30分以上もしてこないですし、感情を荒立てず普通にチクリとしただけです。正直、こんな生ぬるい嫌味に動じるメンタルはとっくに捨てました。
前職ではミスをしようものならゴミ同等に罵倒される職場だったので、多少の嫌味、ディスりなんて、もはや認識すらしません。
『あ、俺強くなった』
と実感した出来事でした。
忙しくないと不安
今の会社は残業が少ないホワイト企業です。
試作や実験が立て込んでいたら夜遅くになることもありますが、超例外。
最初の頃は研修明けで仕事量も少なく、定時前に業務が終わってしまうこともあり、非常に焦りました。
前職では文献調査や資料確認など、家でできる仕事は帰宅後にやっていましたし、定時過ぎに当日〆の新しい業務が降ってくる職場だったので、『時間が余る』という現象が未体験だったのです。
また、他の人より仕事が少ない=評価が低い=面談で人格否定という方程式が成り立っていたので、忙しくても忙しくなくても基本的に地獄でした。
さすがに今はそれなりに業務も増えてきたので、”時間が余る”ということは少ないですが、ゆとりのある働き方が出来ています。
ぼく『課長すいません』
課長『え、なに?』
ぼく『少し時間余ったのですが、何かやる事ありますか?』
課長『あぁ、早いね。じゃあ専門書でも読んどいて』
ぼく『家で読もうと思ったのですが…』
課長『家でやっちゃダメだよw』
ぼく『あ、本の持ち帰り禁止ですか?』
課長『いや、家では休まなきゃ』
ぼく『!!?』
ここでは24時間仕事のことを考えていなくて良いんですか!?
家に帰ってどうしたら良いかわからない
定時に仕事を終えると、家に帰っても19時前です。
24時に寝たとしても5時間残っています。
前の会社では基本的に働く・食う・寝る以外の時間が無かったので非常に困りました。
夏なんか仕事を終えても空がまだ明るいという見た事ない景色を見ました。
転職して1ヶ月後
『ホワイト企業って、仕事終わりの空がこんなに眩しいんだ…』
とリアルに泣いた事があります。
最初は家に帰っても何をすれば良いのかわからず、ひたすら部屋をウロウロするという不審な行動をしていました。
しかし、5時間あれば読書ができます。仕事帰りに買い物をする時間もあります。ゲームをしたり、ジムに行ったり、やれる事は沢山ありました。
今では趣味も増え、ブログも週に数記事更新できます。
僕は東北に住んでいるので、仕事帰りにナイターでスノボーにも行きましたね。
帰宅時の明るい空に感動した夜、家で数年ぶりに3DSをしながらまた泣きました。
不自然なコミュニケーション
前職では人の仕事を手伝う余裕はありませんし、部内の競争も激しかったので、ライバルはいても仲間はいませんでした。
それに人間関係の悩みを話すと翌週には全員に知られていた事もあります。
仕事はドライにこなしつつ、気持ちの面で他人を信用する事はデメリットしかありませんでした。信用=隙だったのです。最大の警戒心を持って仕事に打ち込む必要がありました。結果的に人間不審となります。
『みるおかくんは普段家で何してるの?』
と聞かれても、
(はいきましたー、腹の探り合いきましたー、答え方によっては上司にチクられて後の説教材料になるやつきましたー)
という感情が先に来てしまい、
『ビジネス書とか読んでます(読まない)』
と変に作った答えを用意してしまったり…
なんというか『この場ではこう答えた方が良さそう』という基準で人と話していたので、自然なコミュニケーションが出来なくなっていたことに気付きます。
ビジネスならむしろ良い考えかもしれませんが、仕事とは関係無い雑談でも同じなので、非常に疲れます。
今は自然体で適度なコミュニケーションが出来る性格に戻りましたが、前社を経てだいぶ性格が荒んでしまったようです。
キツい性格と思われた
この記事にも書いたように、僕は基本的に下の人間には強く言いませんが、上にはどストレートに噛み付きます。前職で身につけて、今でも良い働きをしてくれる唯一のスキルかもしれません。
前の会社では、自分の意見を持たない、言えない人間は無価値でした。当たり前のように罵倒される環境の中で意思を伝える『強さ』が必要だったのです。
転職後、ある会議で、企画担当の先輩から開発依頼が来た時、
『この企画の狙いは何ですか?これだけだとあまりビジョンが見えません。なんとなく新しいことがしたいのは伝わりますけど、もう少し考えてから言ってくれませんか?この資料だとインターンの学生レベルのデータですよ。』
とストレートに言ってしまい、キツい性格だと思われたようです。
幸い先輩はしっかり議論してくれる人なので、ギスギスもなく、今も良好な関係を築けています。
今の会社ではこういうハッキリした意見が少ないので、わりと重宝されるようです(たぶん)。
上司も評価してくれていますが、いつか上司が変わったら怒られるかもしれませんね。
ただ『嫌われても、それはそれでいいや』くらいの図太さは身に付きました。
人間関係に鈍感になった
鈍感になったというか、人間関係がギスギスしてたり、なんとなく仲悪い人達というのはわかるのですが『別にいいじゃん』って思うようになりました。
仕事場で誰かが言い合ってても『喧嘩くらいするだろ』
話さない2人がいても『大人数いたらそれくらいあるよ』
前職では腹の探り合い、蹴落とし蹴落とされ、という世界だったので、正直”仲悪くて話さない”なんて可愛いもんです。『放っとけよそんくらいw』と思ってしまうわけですね。
ただ、今では部下も増えたので、もうすこし敏感になって、細かく考えないとなぁ…と思ってます…。
人間関係の雑音に動じない図太さは、和気藹々のホワイト企業では”鈍感”と思われてしまうかも。気をつけないと。
おわりに
まとめると『前の会社がクソすぎて当たり前の生活がものすごく素敵に思えてしまう』 という話です。
普通に記事を書いていたんですが、やたら"前職では" という言葉が多くなってしまいましたね。
僕は『若い頃の苦労は買ってでも…』という思想にはどちらかといえば反対派です。最短距離で成功できるならその方が良い。
ただ、ブラック企業を経て、幸せのレベルがもの凄く下がったことで、今はとてもポジティブに生きることができています。
苦労というものは、どう消化して将来の糧にするかが大事なのかな…と思いました。
では、ブラック企業にいたことが結果的に良い経験か…
んなわけねーだろwww
二度とww働くかwww
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みるおか