ナマステ!
青年海外協力隊の活動記録。
村のおばちゃんとキャラメルづくりを始めました。
そして、前回はそのキャラメルを売ってみました。
結果は、なんと完売。
1人のおばちゃんが、キャラメルづくりをビジネスとしてやりたいという発言まで。
ただ1人では不安とのこと。
その次のステップとして、村のおばちゃん内で仲間集めをしました。
果たして、仲間は集まったのか?
仲間集めのために、試食分のキャラメルをつくる
仲間を集めるためには、まずキャラメルをやっていることを知ってもらうこと。
そして、実際に食べておいしいと思ってもらうこと。
これが大事だと考え、試食分のキャラメルをつくることに。
村の婦人協同組合では、月に1回、全員が集まるミーティングがあります。
そこに合わせて、キャラメルを試食してもらうことに。
早速、キャラメルをつくってみました。
さすが主婦なだけあって、飲み込みが早い。
僕がメインで一度、おばちゃんがメインで一度作ったのですが、僕の完敗。
ビカス(僕のネパールネーム)はキャラメルつくるの下手だね!
なんて言われる始末(笑)
誰が教えたんじゃー!!!っていう心の声はしまいました。
でも純粋に嬉しいです。
僕が教えたことをしっかりマスターして、僕よりもうまくできるようになる。
こんなに素晴らしいことはないですから。
できた生地を丸める作業もテキパキやってましたね。
そんなわけで完成!
婦人協同組合のミーティングで試食してもらう!
いよいよミーティング当日。
村のおばちゃんたちに試食してもらいます。
試食してくれたおばちゃんの反応はみんな一緒。
「おいしい~!なんじゃこりゃ!」
人数が多いので1人1個って言ってるのに、あまりのおいしさにおかわりを要求する人も続出。
中には、5個くらい食ったおばちゃんもいましたね(笑)
以前、僕がつくったキャラメルを食べたことがあったおばちゃんも。
でも、そのおばちゃんたちからも「前よりおいしい」という声をいただきました。
アイデアを思いついてから、レシピを微妙に変えたのがよかったみたい。
リーダーのおばちゃんの誇らしげな顔がいい感じで嬉しかったです。
やはりこういう経験が人に自信をつけていくんだなと実感。
キャラメルを食べたおばちゃんからはこんな声が続出。
「これどうやってつくるんだ?」
本当はこの場で、仲間になるかならないかを決めてもらおうと思ってました。
でもどうせなら、作り方まで見てもらおうと思い、タリムを実施することに。
タリムってのはネパール語で研修っていう意味ですね。
キャラメルづくり研修実施!30人以上のおばちゃんが集まるも…
いざ研修を実施することに。
予想を超えて、30人以上のおばちゃんたちが集まってくれました。
参加する人は牛乳もしくは砂糖を持ってきてくださいって言ってたのにほとんどのおばちゃんが持ってこず。
それだけでなく、30人以上来たのに、半数はキャラメルづくりを見もしない。
何をしているかというと、木の下に座って話しているだけ。
これにはかなーり頭にきてしまい、僕も終始不機嫌に。
それでも残りの真剣に聞いてくれるおばちゃんたちに聞いてもらえればいいと思い、合計で4回くらい一緒に作りました。
作り終え、一緒にキャラメルづくりをやる仲間を募集したところ、リーダーのおばちゃん以外に3人が立候補してくれました。
これによって、合計4人。
多すぎるとまた難しくなるので、適正な人数が集まりました。
ただ30人以上が集まって立候補したのはたった3人。
正直、ちょっとガッカリだったのと同時に、タリムの課題を体感しました。
ネパールではタリムをやると、人は集まるんです。
みんな集まることは大好きだから。
でも、肝心のタリムの後の行動が全然起きない。
試合のための練習なのに、練習のための練習をしている。
それじゃあ何も変わりません。
僕らみたいなタリムをやる側も、タリム後の行動を促す仕組みをつくるなど、何か背中を押すようなことをしないとだめだなと実感しました。
次回予告:キャラメルを持って販売先に営業するの巻
さて、いよいよ仲間も集まりました。
「これからどうするか?」聞いていたら、「やっぱり販売先がないとビジネスにならない」というまっとうな声がおばちゃんたちから出ました。
ということで、街に出て、キャラメルを売ってくれるお店を探しに行きます。
果たして、取り扱ってくれるお店は見つかるのか?
そして、キャラメルは事業として成立するのか?
次回以降もお楽しみに!
ちなみにキャラメルを始めた経緯はこちらにまとめています。