フロントエンドからの発想

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2016年7月4月にヤフー株式会社で開催された社内勉強会で使用したスライドです。

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フロントエンドからの発想

  1. 1. フロントエンドからの発想 伊原 力也 / BA 2016.07.04 @ Yahoo!
  2. 2. @magi1125 • BA(ビジネス・アーキテクツ) • シニア・インフォメーションアーキテクト • HCD-Net認定 人間中心設計専門家 • ウェブアクセシビリティ基盤委員会 WG1委員 • 共著「デザイニングWebアクセシビリティ」
 監訳「コーディングWebアクセシビリティ」 • Y!さんとの共催イベントを企画運営
  3. 3. Y!さんとの共催イベント • アクセシビリティやるぞ!祭り • マルチデバイス時代のWebアクセシビリティ • アクセシビリティやるぞ!夏祭り • 障害者差別解消法施行目前!アクセシビリティ対応
 なぜ始める?どう進める? • 次回も企画進行中(2016年9月頃開催予定)
  4. 4. アクセシビリティ黒帯
  5. 5. HTML5黒帯 「フロントエンド方面から刺激を」
  6. 6. 刺激 is 何 • 喋れそうなネタでBA社内アンケートしてみた • アクセシビリティ/HTML/WAI-ARIA • IA/プロトタイピングツール/ユーザー調査 • キャリアパス(伊原がどうしてこうなった) • 結果、キャリアパスが一番人気でした • 何らか刺激になるといいのですが
  7. 7. 私のこれまでの歩み
  8. 8. 1999~2016 Frontend IA/UI UX 2007 20112009 2014
  9. 9. Frontend系 1999:アルバイトでWeb制作(フルCSS) 2004:いわゆるひとつのHTMLコーダー 2006:スタイルガイド設計・ガイドライン執筆 2008:案件規模拡大&グローバル化 2011:スマホサイト対応 2014:要件定義、QA(パフォーマンス・アクセシビリティ)
  10. 10. IA/UI系 1999:いわゆる「ホームページの立ち上げ」 2002:ガラケーの占い・待受サイト 2007:製品プロモーションサイト 2009:企業情報系、公共系、ECサイト 2010:イントラ、シミュレータ、ポイントシステム 2011:グローバル、SNS、マルチデバイス(RWD) 2014:スマホアプリ(ハイブリッド)
  11. 11. ユーザビリティ/UX系 1999:ヒューリスティック評価 2005:アクセスログ分析 2009:プロトタイピング/ユーザビリティテスト 2010:アンケート 2011:ユーザーインタビュー 2012:ペルソナ/シナリオ 2014:ワークショップ
  12. 12. フロントエンドからの発想で乗り切る 1. 今っぽいネタや大きそうなネタを察知する 2. とりあえず「やります」と言ってみる 3. 関係しそうな本を読んでみる 4. あとは作りながら考える
  13. 13. 「作れる」と乗りきれる理由
  14. 14. 作れる
 =設計意図が見えてくる
  15. 15. 作れる=設計意図が見えてくる • スタイルガイド、日々作ってますよね、きっと • つまりUIパーツの種類、実はそれなりに知ってるはず • これらをパーツ単体でなく
 イディオムのパターン(慣用表現)で見てみる • パターンが理解できると文脈が見えてくる • 文脈の理解によってIA/UIの意図がわかる
  16. 16. Parts Idiom Context Concept
  17. 17. 作れる
 = 意図に対して「なぜ?」が生まれる
  18. 18. 作れる=意図に対して「なぜ?」が生まれる • 文脈が理解できると要件やコンセプトが見えてくる • (デザイナー/ディレクター/その他の人々が)
 なんでこうした?どうしてこうなってる? • たいがい「5つの『なぜ』」に答えきれない • 自分で調べたくなってくる • ようこそ、UXの世界へ!
  19. 19. 作れる
 = 設計したら聞ける・試せる
  20. 20. 作れる=設計したら聞ける・試せる • 誰かに頼まずともプロトタイピングできる • プロトタイピングツールも駆使できる • 作れると流れや実現性を検討できる • 作れるとテストができる
  21. 21. 作れる
 =設計時に細部を見逃さない
  22. 22. 作れる=設計時に細部を見逃さない • 実装者は(ツッコむために)UIの細部を知っている • マイクロインタラクションが体験を左右する • 例:スクロールタブ
 押したらどうなるの?停止位置は?ループするの? • 例:アコーディオン
 排他にするの?スクロール位置は?内部リンクは? • 例:フォーム
 エラー条件は?メッセージは?どこまでフロント?
  23. 23. 例:スクロールタブ
  24. 24. 例:アコーディオン
  25. 25. 例:フォーム
  26. 26. 「作れる」人が設計しよう
  27. 27. 作れる=設計を推進できる • 作れるとプレゼンできる • 作れると主導権が握れる • 作れると結果にコミットできる • 作れると工数が読める ← オマケ
  28. 28. 「作れる」からこそ思いつく • 「考える→作ってみる」から
 「作ってみる → 考える」への転換 • 「頼まれてきちんと作る」から
 「自分でとりあえず作ってみた」への転換
  29. 29. どこからやるの? • とりあえず誰より先に具現化する • とりあえず他社事例をモノマネしてみる • IA/UI設計の基本は「慣例に沿うこと」
  30. 30. 副作用:少しずつ作れなくなる
  31. 31. 副作用:少しずつ作れなくなる • 実感として2014年ぐらいで時が止まってる • CSSのブラウザ実装状況をちゃんと追えてるの? • JQueryだけ?Reactいじれなくていいの? • XCode / Android Studioいじれなくていいの? • WebGLいじれなくていいの?(⇠今日追加した) • プロトタイピングツールで済ましてていいの? • もうイマドキの「作れる人」ではない。再入門が必要
  32. 32. Frontend ✕ IA/UX
 = デザイン
  33. 33. 刺激、ありましたか? • どこにステータスを振るか、のイチ例でした • 9月ぐらいにまたY!さんとイベントやります • またそのときに
  34. 34. ありがとうございました @magi1125

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