イラク首都の爆弾テロ 犠牲者292人に
今月3日、イラクの首都バグダッドで起きたイラク戦争以降最悪の規模となった爆弾テロ事件で、犠牲者の数はさらに増えて292人となり、過激派組織IS=イスラミックステートに対する戦闘を優位に進めていても、市民の安全確保につながっていないとして政府に対する批判が一層強まっています。
イラクの首都バグダッドでは、イスラム教シーア派の人たちが多く暮らす地区で3日、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、スンニ派の過激派組織ISが犯行を認める声明を出しています。
この事件の犠牲者についてイラクの保健省は、250人に上ると発表していましたが、7日、さらに増えて292人になったことを明らかにしました。また、けが人もおよそ200人に上るということで、1度のテロ事件としてはシーア派とスンニ派の宗派対立が深刻化するきっかけとなった2003年のイラク戦争開戦以降最悪の規模となっています。
イラク政府軍は先月、ISが拠点としてきた中部の都市ファルージャを奪還するなど、ISから支配地域を取り返しつつありますが、市民の安全確保につながっていないとして政府に対する批判が一層強まっています。
この事件の犠牲者についてイラクの保健省は、250人に上ると発表していましたが、7日、さらに増えて292人になったことを明らかにしました。また、けが人もおよそ200人に上るということで、1度のテロ事件としてはシーア派とスンニ派の宗派対立が深刻化するきっかけとなった2003年のイラク戦争開戦以降最悪の規模となっています。
イラク政府軍は先月、ISが拠点としてきた中部の都市ファルージャを奪還するなど、ISから支配地域を取り返しつつありますが、市民の安全確保につながっていないとして政府に対する批判が一層強まっています。