にんにくの臭いはあの飲み物で消すことができます!
にんにくって無性に食べたくなりますよね!でも、明日の予定を気にしたり・・・と存分に食べるにはいろいろと気にしなきゃいけないのがちょっと面倒。
今回はイヤ〜なにんにくの臭いを消すことができる飲み物をご紹介します。
にんにくの臭いの成分は?
まずはにんにく特有の臭いについてご説明します!
あの臭いはにんにくにとって、忌避効果なのです。忌避効果とは、敵を寄せつけずに自分の身を守ることです。そして、臭いのもとになる物質(アリイン)と臭いを作り出す物質(アリイナーゼ)がそれぞれ別の細胞の中にあり、その二つの物質が何らかの衝撃で交わることで臭いが発生します。何らかの衝撃には、「噛む」なども含まれます。衝撃によって生まれた臭いの成分を“アリシン”といいます。
皮を剥くことで、臭いがすると思っていた人もいるのではないでしょうか。噛むと臭いを発生させるんですね。
にんにくの臭いを消せる飲み物を発見!
消臭効果がある成分として、思いつくのはカテキンやポリフェノールといったところでしょうか。そこで、TV番組『その差って何ですか?』での実験結果をご紹介します。
この実験ではにんにくを食べたあとに“緑茶”“コーヒー”“牛乳”“りんごジュース”をそれぞれ飲んでもらい、1時間後にどのくらいの消臭効果が期待できるかを測定しました。
数値が400以下だとほぼ臭いがしない状態を指すのですが、その結果、りんごジュースは1時間でにんにくの臭いがしない数値まで消臭することができたのです!
まずはりんごジュースを飲む
りんごジュースが一番効果があった理由としては、りんごに含まれるリンゴ酸にはにんにくの臭い成分である“アリシン”を分解する働きがあるから。りんごジュースを飲むタイミングは、「できればにんにくと一緒に」と言いたいところですが・・・料理との相性もあるので、にんにくを食べたあとできるだけ早く飲むようにしてくださいね。
しかし!にんにくの臭いでもっとも気になるのは、食べた翌日など時間がたったときに臭うかどうかですよね?
そこで、さきほどの実験での8時間後の結果をご覧ください!
りんごジュースをみると、飲んでから2時間後までは消臭効果があったものの、時間が経つにつれて消臭効果がなくなっていることがわかります。
最後は牛乳を飲もう
にんにくの臭いが気になるのは翌日なの!という声が聞こえてきそうですが・・・。
実験結果の牛乳をみてください。8時間後に一番消臭効果を発揮したのは“牛乳”です。翌日までにんにくの臭いが残ってしまうのは、にんにくが腸で分解されたあとに臭いが肺の中で溜まってしまうから。食後に牛乳を飲むと、牛乳が腸の中で膜を張ってくれるためアリシンを吸収しづらくする働きがあるので、長時間経っても消臭効果があったのです!
りんごジュースを飲んでから牛乳を飲めば、食べた直後の臭いから翌日の臭いまで防ぐことができます。ぜひにんにく料理のあとの食後の飲み物には、りんごジュース&牛乳をおすすめします!牛乳が苦手という人や、一気に二つも飲めないという人は牛乳のかわりにバニラアイスクリームでも同様の効果が得られますので、ご安心ください!
これからは、りんごジュースと牛乳で臭いを気にせずにんにくを楽しみましょう!
参考:
その差ってなんですか?
にんにくの臭いを消す11の方法
JBPRESS『体のためには強烈な臭いのにんにくを』