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中国大手銀のIPO、不発に終わるか

 この2年間で世界有数の規模となる新規株式公開(IPO)が実現しない恐れがある。

 総資産で中国5位の銀行、中国郵政儲蓄銀行は今月、香港でのIPOで約75億ドルを調達する計画だ。中国の他の銀行とは異なり、同行は利益の伸びが2桁を記録し、不良債権はほとんど抱えていない。だが、利益の伸びは融資の急増やリスク資産投資によるものであり、経営は極めて非効率的だ。

 中国銀の大部分は一見したところ資本基盤がしっかりしており、普通株式等ティア1(基本的項目)資本の比率は平均11%と、規制上の要件を大き...

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