都知事選 自民 小池氏は党推薦受けずに立候補へ

都知事選 自民 小池氏は党推薦受けずに立候補へ
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東京都知事選挙を巡って、自民党の小池百合子・元防衛大臣は6日、国会内で記者会見し、党の推薦は受けずに、立候補する考えを示したうえで、「しがらみの無い都民の目線で戦える」と述べました。
今月14日に告示される東京都知事選挙を巡って、自民党の小池百合子・元防衛大臣は5日、東京都連の会長を務める石原経済再生担当大臣と会談し、推薦を要請したうえで、早急に都連の方針を決めるよう求めたのに対し、石原氏は、参議院選挙後に方針を決定する考えを伝えました。
これを受けて小池氏は6日記者会見し、「改めて立候補を表明する。政策を論じる時間が無くなることなどを総合的に判断し、このままでは推薦を得られないので、不本意ながらパラシュート無しの立候補となる」と述べ、党の推薦は受けずに、立候補する考えを示しました。そのうえで「リスクは山ほどあるが、都民目線のさまざまな問題解決のために、覚悟を持って臨みたい。むしろ、しがらみの無い都民の目線で戦える」と述べました。
また、小池氏は「自民党は家族的で、すばらしい政党だが、東京都連は改革が必要だ。どこで誰が何を決めているのか、不透明なところが多い」と指摘しました。そして「当選したら、都議会を冒頭で解散したい。分裂選挙と言われるが、都議会と都民の分裂ではないか。民心が離れては、暖かい政策は実現できず、都民の声を聞きたい」と述べました。一方で、小池氏は、「参議院選挙のまっただ中であり、自民党員として、最後まで一生懸命、党の候補者を応援する。あくまでも私は自民党員だ」と述べ、みずから離党する考えはないと強調しました。
自民党東京都連は岩手県知事も務めた増田寛也・元総務大臣の擁立を目指しています。