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シャイニング丸の内日報

年収1000-2000万円激務で擦り切れた丸の内OL( @dogthings3 )が毒をはくブログ

なんで私は選挙に行かないのか

こんにちは、シャイ丸です。選挙の広告が出始め私としては「金使うなぁ・・・」という印象と毎度の如く又吉イエス氏などの芸人エントリーが始まったのを見て癒やされています。

d.hatena.ne.jp

個人として選挙参加の是非についてでも書こうかなと思っていたところブログ収益年間500万円を達成され書籍でのマネタイズも達成しているアフィリエイターの方が記事を書かれていたので引用させていただきます。さて、政治にはほぼ関心ない私です。金利や資源価格に影響を与えるマクロ経済環境には興味ある、その間接要因としての政治には興味はあるのだが「政治」自体には全然ありません。個人として政治と弱い相互作用をする可能性のある選挙を題材に個人の政治への向き合いかたでも考えてみようと思います。

抽象的にならないように私が行動に至るステップを3つに整理します。

1.行動の軸を整理する

2.軸別に行動の価値を評価する

3.結果を行動に移す

行動の軸を整理する

まずこちらですが前回の記事にまとめておきました。私の場合においては毎度おなじみ2 by 2 matrixで整理出来、その軸は「楽しい/楽しくない」「儲かる/儲からない」です。

www.shiningmaru.com

某アフィリエイターの方は行動理由をまとめている一文で「ようやくもらえた選挙権なんだから、ちゃんと使っとかなくちゃ」とおっしゃっております。この時点で私とはずれますね。私としては行動の軸の中に「価値はあるかどうかわからないがあるものは使わなければならない」という判断基準はなかったのでこの後の評価ではなく判断基準がずれていることがわかります。会社経営に例えるなら某アフィリエイター氏で言えば「せっかく昔建てた工場があるから稼働させなくっちゃ」という行動 vs 「儲かるし楽しいからこの工場でこういった製品作ろうよ」という判断の違いになるでしょう(ああ私もブロックされるんだろうな)。

軸別に行動の価値を評価する

さて、「選挙に行く」という行動を評価しプロットしてみましょう。

まず「儲かるか否か」。選挙が儲かるとしたら

「選挙に参加することで政治ニュースへの感度が上がり(株買ったほうがニュースに敏感になるのと同じです、スポーツも賭けたほうが熱心に見るよね)そこで得られた情報を元にした行動が儲けに繋がる」

かと思います。可能性としては低いですね。よってほとんど儲からない、むしろ交通費の分や時間(誰に投票するか判断する時間も含める)の分損するため左右どちらにプロットされるかと言うと左であることに疑問を持つ人は少ないのではないでしょうか。

ちなみに「自分が投票した結果、自分に有利な政策が実行され自分が儲かる」の効果はほとんど無視です。1票ではほぼ何も影響は受けないでしょう。これが連鎖していくとそのセグメント全体に不利な状況が出来上がりますので当然自分と同じクラスタ投票率が上昇し有利な政策が実行されるは望ましいのですが個人の寄与でのコントロールは困難なので無視します。

次はもう少し曖昧な判断になります「楽しいか楽しくないか」。これは考えものです。高齢者の投票率が高いのは民度が高いとかそういった問題よりも「暇で選挙よりも楽しいものが少ない」という理由があるのではないでしょうか。多分選挙て人によっては結構楽しいゲームだと思うんですね。テレビでも中継を独占するような一大ショー!そのショーにみんなも参加出来るよ!これは確かに楽しそう。ツイッターの投票ポストを見るとついつい投票をしたくなる人はこの参画感を楽しめる。ちなみに私は楽しいといえば楽しいが他にもっと楽しいことが多くある、ので相対的には「楽しくない」。

つまり私の価値観では行動するに値しない象限である左下象限に選挙はプロットされます。

 

結果を行動に移す

すません、行動しません。

選挙に行かない=モラルないバカ?

改めてまとめてみるとやはり行かないよなぁ・・・と思いました。ここでですね「学歴エリートが選挙行かない!日本終わり!老人有利の政策!」とか精神論や民度に解を求める人はアホです。冷静に評価して左下なのだからこれをどうにかしたいなら右上に近づけるような操作を行わなくてはなりません。

まず「儲からない、むしろ損する問題」です。これは2つの方法で考えることが出来ます。

・損する

投票先検討のための調査時間、交通費、投票のための移動時間という損をします。情報はTV放送などでオフィシャルな放送はされますが時間を確保して画面の前に座って全ての候補者の情報を見て検討するなど若者誰がやるでしょうか。暇な老人だったらよいのでしょうが若者にそういった習慣がそもそも減っておりライフスタイルに適しております。まず候補者の主張、論拠をネット上に全てまとめておきましょうよ。「東京 選挙」調べたら出るようにしておきましょうよ。

www.senkyo.metro.tokyo.jp

こんな間抜けなコンテンツに金払って作っているのだから悲しくなります。

まず私からの提案としては判断に足る情報へのアクセシビリティ上げましょう。

次ですが、わざわざ体育館に行って紙投票するとか面倒過ぎます。ネットでポチッとでやってくださいよ。おそらくIT業界のマジックワード「セキュリティ」で反対派が多いのだと思いますが都知事なんかより重要な「金」も電子的にやり取りされる時代ですよ。これで情報収集の手間、投票の手間はかなり削減されるのではないでしょうか。

・儲かる

投票率を上げるなら交通広告をバシバシ打つよりも選挙来たら3000円プレゼント!でもやったほうがてっとり早いのではないだろうか?コストとの釣り合いによるでしょうが国や自治体がやることでコストカットの余地がないプロジェクトなどないはず。選挙に参加することのベネフィットが間接効果過ぎて消費者に刺さらないなら直接的なリワードに一部回せばよいのでは。 

次に「つまらない」問題。衆議院選挙なんて国民全員に参加権利が与えられたゲームなのでうまく設計すれば面白いコンテンツになるのではないかと思うのですよね。マック赤坂を見る以外の楽しみだってあってよいはずです。マック赤坂や又吉が許されるなら多少エンタテイメント要素があってもよいのではないでしょうか。ゲーム設計に私はあまり明るくないですが、普段せっせとマイルドヤンキーに如何にガチャ引かせるかに頭を使う職業もあるようなのでその頭脳や分析能力をこちらに使ってみてはいかがでしょうか。マイルドヤンキーもアイマスの画像あげれば選挙に行くかもしれません。

まとめ

投票率上げたい、選挙に行くべきというなら(多少その意味は記事内で持っているでしょう)某アフィリエイターの記事みたいに「もらった権利使わないともったいない」「次の世代の女性に申し訳ない」なんて意味不明なモチベーションで動いている酔狂な人物なんてほとんどいないのだからまともな施策を行ってはいかがでしょうか。